<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 3日目◇21日◇マスターズゴルフ倶楽部(6,507 ヤード・パー 72)>

台風21号と秋雨前線の影響で、朝から強い雨に見舞われた国内女子ツアー「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」の第3ラウンド。明日以降の天候を考慮して、「この日を最終日だと思ってプレーした」と言う上田桃子が、“67”のベストスコアをマーク。思惑通り、トータル11アンダーで単独首位に立った。

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3日続けて一緒だった畑岡奈紗とのラウンドについて、「前半の途中ぐらいから最終日みたいな雰囲気だった。(今季の中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンに)勝った時以来だと思う」と振り返った上田。その言葉通り、上田、畑岡、大江香織が同組となったラウンドは、緊張感で空気が張り詰める中、試合の流れが行ったり来たりする展開となった。

出だしは上田のペースだった。前半の1番、2番を連続バーディとしスタートダッシュを決め、3番パー4でもピンから2.5メートルのバーディチャンスにつけたが、何とここから3パット。自らの手で流れを止めてしまうと、「ここぞの場面がくるまで我慢しよう」と、前半の残り6ホールは全てパー。9ホールが終わった時点で首位に立った畑岡に、2打差をつけられてしまう。

「(畑岡は)アグレッシブなゴルフを雨の中続けていましたし、ならばこちらも負けないぞ(笑)」と闘志を燃やした上田に、“ここぞの場面”が来たのが後半の12番パー5。3打目でピンまで5mのバーディチャンスにつけたが、「(畑岡の球がピンに)ビタッと付いたのが見えたので、自分がパーだと完全に無理だな」と腹を決め、この日一番集中して打ったパットが見事カップイン。「まだ食いついていける」とさらに集中力を高めた上田は、12、13番と17、18番で2度の連続バーディを奪取。終わってみれば、2位タイの畑岡に逆に2打差を付け単独首位に。「いい緊張感の中でプレーできたし、こういう悪天候の中で、高い集中力でプレーできたことは凄い自信になった」と胸を張った。

上田は前日にも、「最近優勝争いをしていないので優勝争いをしたい」と話していた。国内ツアー通算11勝を誇る元賞金女王らしく、「優勝争いというか、いい緊張感でのプレーというのは久しぶりだったが、“そうそうこれこれ”という感じで回っていた」と、思惑通りの展開に余裕も。そして、今日以上の悪天候が予想される最終日に向けては、「どういう状況になっても。冷静に判断できることを信じてやっていきたい。1番ホールからいいスタートを切れるように準備したい」と静かに意気込んだ。

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