<ブリヂストンオープン 初日◇19日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(7,119ヤード・パー71)>

悪天候によるコースコンディション不良のため、初日が中止となった「ブリヂストンオープン」。多くの選手が会場を後にする中、雨が降り続く練習場でただ一人球を打ち続ける姿があった。「マットじゃなく、芝の上で打ちたかったから。パッティングとアプローチの練習もしたかったし」と話したのは48歳の藤田寛之だ。

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雨天に加え、気温12度の寒さが襲うも「寒いね。でも動くと暖まるから」。雨脚が強くなると傘に入っては落ち着くのを待ち、再び練習に打ち込む。練習日の昨日、調子の上がらない藤田が懇願し、師匠の芹澤信雄がコース入り。その時にもらったアドバイスをもとに最終調整を行った。

黙々と球を打ち続ける藤田の見据える先には、来月に迫ったツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」がある。2010年から史上初となる大会3連覇の偉業を成し遂げており、思い入れの深い大会。同大会の出場資格を得られるのは昨年大会覇者、今季優勝者、賞金ランキング上位者など計30人に絞られる。2014年「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」以来優勝を掴めていない藤田。今季はトップ10入り2回と調子が上がらず、獲得賞金は1,841万円余りで賞金ランキングは39位。最終戦のボーダーラインは4,000万円超えとされ、残り試合での上積みが必要だ。昨年も中盤まで調子が上がらなかったが、この試合から6試合で約1,835万円を稼ぎ出し、賞金ランキング29位で最終戦に滑り込んだ。

「やっぱりJTは出たいですよね。優勝争いできる状態にしたい」。まずは今大会で上位に食い込んみ、「日本シリーズ」への出場を引き寄せられるか。有終の美を飾るべく、ベテラン藤田の努力は続く。

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