<富士通レディース 2日目◇14日◇東急セブンハンドレッドクラブ 西コース (6,662ヤード・パー72)>

大会終了後の賞金ランク35位までに、日本で開催される米国女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」への出場権が付与される「富士通レディース」。賞金ランク32位のささきしょうこが7位タイ、同36位の三ヶ島かなが12位タイ、35位の新海美優が14位タイと、ボーダー付近の選手が順調にスコアを伸ばしている。

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そんな中、3オーバー53位タイと出遅れた賞金ランク34位の青木瀬令奈が、2日目に4バーディ・2ボギーの“70”と意地を見せて、トータル1オーバー38位タイで予選を突破。「予選を通らなければ行けないだろうと思っていた」というTOTO出場に望みをつないだ。

「昨日と技術的に変えたことはないんです」と青木。変えたのはグリーンへの意識の持ち方だ。「昨日雨が降っていて重くなってショットで止まったので、パターのスピードも遅いだろうと思ったら、コンディションが良いこともあって思ったより速かったんです。だから、今日はそのタッチのイメージだけ気を遣いました」。昨日が30パットだったのに対して、今日は26パット。グリーン上だけで4打縮めてみせた。

昨日まで青木には、TOTO-に対する意識はそこまでなかったという。「今年は初出場が決まってる最終戦のほうで頑張りたい思いが強くて、TOTO-は言うまでもなく出たいですが、もし行けなかったらその週は休みとして残り試合に向けて、という気持ちでした」。それを変えたのは、コーチでありキャディでもある大西翔太氏の言葉だった。「僕が一番出たい試合、と言われて。明日は絶対予選通ってくださいとも言われました。だから今日はコーチのためにと思って頑張りました」

青木も別にTOTO-に対して思いがないわけではない。ただ、最終戦に懸ける思いが強すぎるだけだ。「将来的には海外に行きたい気持ちもあります。それに対して、勝てばシードが手に入る年に1回しかないチャンスですし、セッティングも難しい。自分の今のゴルフがどこまでか分かる試合でもあります」。初出場した昨年大会では、2日目に宮里藍、リディア・コ(ニュージーランド)という“夢のような”ペアリング。そういった経験もTOTOジャパンクラシックならでは。そんな舞台に行きたくないわけがない。

これでひとまず望みをつないだが、まだ安心はできない。35位前後の選手が伸ばしているからだ。「昨日は落ちたらどうしよう、と怖がってしまった部分もありましたが、今日は1打1打にベストを尽くしました。明日も同じ気持ちで向かっていきたい」。泣いても笑っても残りは18ホール。悔いのないように戦うだけだ。

【賞金ランク35位前後の選手。()内は2日目を終えての順位】
30位:武尾咲希 31,217,154円(14位タイ)
31位:渡邉彩香 29,431,333円(予選落ち)
32位:ささきしょうこ 29,107,750円(7位タイ)
33位:ユン・チェヨン 28,956,066円(49位タイ)
34位:青木瀬令奈 28,523,357円(38位タイ)
35位:新海美優 28,265,690円(14位タイ)
36位:三ヶ島かな 27,238,000円(12位タイ)
37位:サイ・ペイイン 26,999,399円(38位タイ)
38位:東浩子 26,662,000円(38位タイ)
39位:フェービー・ヤオ 26,327,650円(予選落ち)
40位:葭葉ルミ 24,960,833円(14位タイ)

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