<富士通レディース 初日◇13日◇東急セブンハンドレッドクラブ 西コース (6,662ヤード・パー72)>

本大会には6人のアマチュア選手が出場しているが、今季の「日本女子アマ」で優勝を遂げた安田祐香(滝川第二高等学校2年)が、出入りの激しいゴルフながらもアンダーパーで回り、その6人の中から一人抜きん出た。

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アウトコースの3組目。藤田さいき、福田真未とスタートした安田。「プロの試合は大東建託・いい部屋ネットレディス、日本女子オープンに続いて3試合目ですが、今日は上手な選手とのラウンドだと思い、ちょっと緊張しました」といいつつも、1番でバーディを奪取。そして2番をパーとし、3番から3連続バーディ。その後も2つバーディを重ね、この日取ったバーディは6つにのぼった。

「前半4つバーディを取れて、よかったと思っていました。後半の9ホールが難しいので貯金ができたと思っていたのですが…」。後半出だしの10番で落とし穴が待っていた。

朝から降り続く雨は、昼に近づくにつれ勢いを増していた。「イージーミスでした」というフェアウェイから放たれた安田のセカンドショットは、大きく右に曲がった。水を多く含んだライから打った球は、水滴でフェースを滑ってしまったのだ。ボールは、ガードバンカー手前の深いラフにつかまった。そこから今度はダフってしまい、ボールはグリーン右横のバンカーへ。その後、ホールアウトまでに3打を要し、10番はダブルボギー。その他にボギーが3つと後半でスコアを2つ落とし、トータル1アンダー13位タイでホールアウトした。

実は安田は、プロテスト合格者81人、シード権獲得者11人を排出している坂田塾でゴルフを学んでいる。指導に当たっている坂田雅樹は、「どんなライでも、インパクトを合わせるのがすごくうまいんです。その才能は私が知る限り、坂田塾生でいえば古閑美保以来の突出した選手です」という。そんな選手だからこそ、10番のセカンドショットをイージーミスと自己分析したのだろう。

この日プロで最もバーディを多く取ったのは、ともに首位発進を決めた笠りつ子とテレサ・ルー(台湾)で7つだった。確かにダブルボギーは痛いが、アマチュアの安田が6つのバーディを取ったのは注目に値する。

「飛距離は何とかやれると思います。アマチュアの試合のコースセッティングと違うのは、プロの試合はグリーンが硬いということ。その対応さえしっかりやれれば、もっと上を狙えると思います」

そういいながらも「目標はローアマです」と遠慮がちにいうが、もっと上の目標、アマチュア優勝だって狙える才能はある。

坂田塾塾長、坂田信弘はこういっていた。「安田は難しいコースになればなるほど、結果を出してくる。難しいものに挑戦する気持ちが強い子だ。練習では、よくなってきたらすぐにやめる。よくなっているのを壊すまで、打ち続けない。頭のいい子だと思う」と。

「明日からは、安全に打つけど攻めていく」。この初日に打ったダブルボギーが16歳の挑戦心を目覚めさせた。明日、明後日はクレバーなゴルフで快進撃を見せてくれることだろう。

2日目はアウトコースの12組、9時50分のスタート。藤田さいき、大江香織とラウンドする。

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