<日本オープンゴルフ選手権 事前情報◇8日◇岐阜関カントリー倶楽部 東コース>

12日(木)に国内男子メジャー「日本オープン」の開幕を控え、大会の準備を進める岐阜関CC東Cで8日(日)にジュニアの大会が行われた。この大会は石川遼が主宰する「everyone PROLECT」の大会で、日本のトップジュニアを集めた「石川遼インビテーショナル ジャパンジュニアマスターズ」。3会場3ラウンドのサーキット方式の大会で、第3ラウンド目となったこの日、“75”で回った杉浦悠太(福井工大福井高1年)が、3ラウンドトータル7オーバーで並んだ植木祥多(埼玉栄高3年)とのプレーオフを制して第一回優勝者に輝いた。杉浦には、国内男子ツアー「カシオワールドオープン」の出場権が与えられた。

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世界で戦えるゴルファー育成には、質の高いコースとセッティングで試合をすることが重要と考える石川が、国内男子ツアーの会場に目を向けた。富士桜CC(フジサンケイクラシック)、カレドニアンGC(アジアパシフィック・ダイヤモンドカップ)、そして岐阜関CC東C(日本オープン)の3会場54ホールで開催が実現した。しかも、すべて男子ツアーの大会開催前週の日曜日に行われ、トーナメント仕様に仕上がっている。日本アマチュアランキング150位以内のジュニアを対象に招待したが、彼らにとってまたとない機会である。加えて、ピン位置は石川自らがコースを歩いて決めた。この日はグリーンサイドから3.5ヤードや4ヤードなど、ツアープロでも手をやきそうな難度の高い位置にピンを設定した。

「日本の小学生、中学生のレベルは海外でもひけをとらない。大学生ぐらいになると差が出ますが、それはコースセッティングの差に原因があると感じています」。難しいセッティングになるとそれに見合った技術も必要となり、自然と技術力も上がる。日本は海外に比べると難しい状況が少ないことから、石川はセッティングやピン位置にこだわった。また、難しいセッティングの場合「やっちゃいけないミスがスコアにつながるミスになる」ことから、ジュニアの物怖じしないゴルフにリスクマネジメントを加えることでレベルも高まると考えている。

優勝した杉浦曰く「ジュニアの試合とは全然コースが違います。ラフに入ったら出すだけですし、簡単にボギーが出てしまいます。グリーン回りのラフも深くて、ピンの近いサイドに外すと難しい。狙ったところに落とす技術をつけたいです」と、まさに石川の目論みどおりだ。

「ゴルフ場さんの協力がないと実現できませんでした。3つのゴルフ場さんに賛同していただき感謝しております。もっと会場を増やせるのが理想です。ジュニアには多くのコースで経験してもらいたいですね」。環境が人を育てるとはよくいったもの。“石川チルドレン”の活躍に注目したい。

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