<日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ 最終日◇8日◇サミットゴルフクラブ(6,984ヤード・パー72)>

国内シニアメジャー「日本プロシニア」の最終ラウンド。首位から出た台湾のシニアPGA会長、盧建順(ろ・けんじゅん)がパッティングに苦しみながらも3バーディ・2ボギーの“71”でラウンド。スコアを1つ伸ばし、トータル14アンダーで逃げ切ってシニア初優勝を挙げた。

嬉しい嬉しいシニア初V!カップ両手に満面の笑み
「2番から15番までパッティングがダメだった」という言葉通り、15番では3パットのボギーで久保勝美に追いつかれるなど、苦しんだ。しかし、16番パー3、5番アイアンで放ったティショットは80センチにピタリ。「これで勝ったと思った」。スーパーショットで勝利を確信すると17番でダメ押しのバーディ。今季から国内シニアに参戦し、初の勝利をメジャーで獲得した。

台湾やアジアンツアーでこれまで17勝を挙げ、これが生涯ツアー通算18勝目。1983年から5年間は国内男子ツアーにもスポット参戦、シニア入りした09年から米国シニアに挑戦するなど世界を舞台に戦ってきた。1998年には腰を痛めて満足なプレーができず、「ゴルフ場でマネージャーとして働いてた。痛みを忘れるためにウィスキーを1日3本は飲んだ」。7年間という長いブランクも経験した苦労人。日本での初勝利は「本当に嬉しい」と優勝会見では終始満面の笑顔で話していた。

現在57歳の盧。今後の目標は「60歳までに3勝」。この勝利で翌年から3年のシード権も獲得し、これからは日本を主戦場に戦う予定だという。今季、開幕戦から試合のたびに練習ラウンドを共にしてきた白石達哉曰く「ドライバーもアイアンもとにかく曲がらない」とショットの安定感がバツグン。この優勝で賞金ランクは11位に。今後は他の選手からもマークされる存在になるだろう。

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