<日本女子オープンゴルフ選手権競技 初日◇28日◇我孫子ゴルフ倶楽部(6,706ヤード・パー72)>

やはり「サマンサタバサレディース」の優勝はフロックではなかった。悪天候のため、午後組の全選手がホールアウトできずにサスペンデッドとなった「日本女子オープン」の初日。そんな中、7アンダーで暫定首位に立ったのは、韓国の28歳キム・ヘリムだった。

初日の競技はサスペンデッド!雨中でがんばる女子プロはLIVEフォトギャラリーで
荒天によるスタート時間変更のアクシデントも、日本初参戦初優勝を果たした実力者にとってはどこ吹く風か。2時間45分遅れの10時33分にINコースからスタートしたヘリムは、出だしの10番で幸先よくバーディを奪うと12番、13番とそれぞれ5mを沈めて連続バーディ。スコアをさらに1つ伸ばして迎えた後半も攻撃の手を緩めず。3つのバーディを積み重ねて、気が付けば7アンダー。1990年の森口祐子(岐阜関CC/日)、1995年の福嶋晃子(宇部CC/万年池西)と並ぶパー72の大会レコード“65”を叩きだし、暫定ながら堂々単独首位に立った。

「サマンサで優勝した良い思い出のある国なので気分よくプレーすることができました。今日のプレーは90点です」。1戦1勝と好相性の日本での好スタートに笑顔を見せる。一方で「残りの10点はティショットがたまに逸れたことですね。それ以外は良かったと思います」と反省点を挙げることも忘れなかった。

そんなヘリムは今大会を含め、日本ツアー5試合に出場予定。その理由は来季のシード権にある。サマンサで優勝し、めでたくLPGAの会員になる資格と1年間の出場資格を得たが、後者の資格は優勝した日の翌日から365日が経過していない者に限るため、今年に賞金シードを獲得できなければ、来季はサマンサ-までしか出場が叶わない。その後も確実に出場を続けるためには、前述の通り賞金ランク50位以内に入る必要があるのだ。

しかも、サマンサ-で勝利を挙げた時は会員ではなかったため、同大会の優勝賞金は賞金ランキングに加算されず。つまり、今大会を含めた5試合で今季の賞金シードラインと予想されている2,400〜500万円を積み上げなければならない。また、後半戦の中で最も賞金の高い「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」には、昨年優勝した韓国メジャー「KB Financial Group STAR Championship」の出場を優先させるため、参戦を見送らなければならないなどハードルはかなり高い。

「日本の賞金シードを獲るのが目標です。残り5試合何とか頑張りたい」とヘリム。その為にもこの好発進を無駄にするわけにはいかない。

【キム・ヘリム今後の出場予定試合】
・日本女子オープンゴルフ選手権競技(9月28日〜10月1日)
・スタンレーレディス(10月6日〜10月8日)
・伊藤園レディス(11月10日〜11月12日)
・大王製紙エリエールレディス(11月16日〜11月19日)
・LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月23日〜11月26日)

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