<アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 3日目◇23日◇カレドニアン・ゴルフクラブ(7,100ヤード・パー71)>

高山忠洋の独走状態が続くかと思われた日本ツアーとアジアンツアーの共同主管大会「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ」の3日目。最終組の高山が11番を終えた時点で2位と7打差がつく一方的な展開だったが、その高山が終盤に4ボギーで崩れると、逆に後半4バーディを奪ったタイのプーム・サクサンシンがトータル12アンダーで高山と並びトップタイでホールアウトした。

チップインバーディのはずだったのに… どうして1罰打なの!?
タイ出身の24歳。日本ではまったく知られていないが、昨年アジアンツアーで初優勝を挙げると、今季も8月に1勝。ツアー2勝と伸び盛りのサクサンシン。ときおり吹き付ける強い風と、「とにかく難しい」と各選手が口をそろえるピンポジションに苦戦するどころか、この日は4バーディ・ノーボギーの“68”。完ぺきなラウンドで日本での初優勝をグッと近づけた。

「前半はパーセーブがやっとでした。バーディチャンスを逃してではなく、2、3メートルのパーパットを決めてのパーでした。10番でバーディを取れてよかったです」と勢いづくと、そこから怒濤の追い上げを見せた。日本での出場は今年4月の「パナソニックオープン」に続く2度目。大きなチャンスを目の前に、もともと童顔の青年がよけいに顔をほころばせた。

主戦場はアジアンツアーながら、「来年は日本でプレーしたい」と話す。8月から始まっている来季の日本ツアー出場権をかけたクォリファイングトーナメント(QT)を「海外PGAライセンス保持者」の資格でセカンド(2次)から受験中。すでにこれを無事突破し、次はサード(3次)に進む予定だが、本大会で優勝すれば、今年と翌年から2年間の出場権が与えられるため、まどろっこしいQT受験とはおさらばの飛び級を果たせる。「タイから近いし、食べ物もおいしいし、コースの距離も長くないので日本ツアーがいい」と、来季のスケジュールを明日、一気に決めてしまう構えだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>