今季年間21試合が開催される国内女子ステップ・アップ・ツアーも今週の「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」を含めて残り5戦となったが、現在の賞金ランク10傑は以下のとおり。

今季のステップ・アップ・ツアー優勝者一覧(カップ写真)
1位:谷河枝里子(16,359,500円)
2位:福山恵梨(14,171,252円)
3位:鈴木麻綾(11,610,656円)
4位:チャン・ウェイウェイ(7,230,207円)
5位:豊永志帆(6,584,790円)
6位:小野祐夢(6,240,815円)
7位:山内日菜子(6,182,395円)
8位:石川明日香(6,100,364円)
9位:照山亜寿美(5,966,839円)
10位:木村彩子(5,645,683円)

年間獲得賞金1000万円を超える選手がすでに3名も誕生している(※2016年は山城奈々ただ一人で、1991年から始まったステップ・アップ・ツアーの記録のなかで、初の1000万超えだった)。

賞金女王に最も近い谷河枝里子に賞金女王レースについて聞くと、「そこは意識しないようにしていますが、2,000万円に届かせたいという目標があります」。今季は年間2勝、そして安定してトップ10入りを果たしており、残り360万円の獲得は十分現実ラインだ。

「ステップ・アップ・ツアーでも年間2,000万稼げるというのは、後輩たちにとっても夢があることだと思います」と語る谷河。例年のレギュラーツアーのシード権獲得ボーダーラインが2,000万だけに、レギュラーツアーに参戦できない選手たちにとって、ステップ・アップ・ツアーの重要性は確実に高まっている。

2017年シーズンより、ステップ・アップ・ツアーは賞金ランク制度が整備され、賞金女王には2018年度導入予定のリランキングまでのレギュラーツアー参戦資格、賞金ランク2〜5位まではサードQT免除、賞金ランク6〜10位まではセカンドQT免除と、特典が付与される。

昨季までは、優勝によるレギュラーツアー4試合参戦権とセカンドQT免除だけがモチベーションになっていた傾向があるが、今季はランキング上位に位置する選手は、最終戦「京都レディースオープン」まで気が抜けない戦いが続くことになる。

現在ランク2位でここまで2勝を挙げている福山恵梨は、ランキング制度が決まったことで、「今年開幕前からステップ1本に絞ろうと思っていました」といい、日本女子オープンの予選会に参戦しない選択をするなど、ステップ優先の1年。それだけに残り試合での逆転賞金女王に気合が入ることだろう。

また現在ランク7位の山内日菜子は「5位以内は目指ざしています。試合が少なくなるたびに焦りが出てきますが、精一杯やるしかないですね」と、勝負の終盤戦と捉えてる。1勝を挙げており、すでにセカンドQT免除の資格は獲得済。さらにQT免除の好条件を得るためには、5位以内が必須だ。

制度変更で選手の意識が変わりつつあるステップ・アップ・ツアー。ランキングを強く意識しながら戦う経験は、原石たちの成長をより促すことになっているようだ。

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