<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 3日目◇9日◇安比高原ゴルフクラブ(6,640ヤード・パー71)>

国内女子メジャー「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」の3日目。2010年大会の覇者、藤田さいきが安比高原ゴルフクラブでのガマン比べに勝ち残った。

すごい存在感!藤田さいきが七色ドライバーでご満悦!
「毎日1アンダーで回っていれば、優勝争いに残れると思っていました。いまのところそれが実行できている。今日はノーボーギーで回れなかったのは悔しいけど、パーオンは14回ほどしました。満点です」

アウトコースからスタート。前半は2番でバーディを奪取。その後はパーを重ね、後半の16番で今日初めてボギーをたたいた。

「セカンドショットでグリーン外し、寄らず入らずのボギーです。でも今日はパットに助けられました。今週は通してパットの調子は悪くありません」

毎日首位が入れ替わり、上位の選手がスコアを崩していく中、ガマンのゴルフでミスを最小限に抑えたものだけが残る消耗戦。3日目が終わりアンダーパーは5人。藤田は3日間トータル3アンダーで3位につけた。

パットが自信を持って打てているのだ。ストロークは安定している。その理由を聞くと、「先輩の下村真由美プロに、昨シーズンが終わってからパッティングを見てもらっています。一緒にラウンドをしていて上手だなあと思い、どうして私は入らないの? と聞いてみたのがきっかけです。以前はカットに入っていたのが、ストレートにヘッドが入ってくるようになりました」。

頼れる先輩が好調に一役買っていた。オフの合宿でアドレス、グリップ、ストロークと、すべてをチェックしてもらい、自分に合ったものを残し今の形になったという。

藤田が最後に優勝を遂げたのは2011年の「富士通レディース」。それからは勝利に遠ざかっている。調子の上がらない自分にモヤモヤする日々が続いたという。

アマチュア時代からゴルフを教えてくれたトップアマの父が重い病気を患った。父の病との戦いは2011年に始まった。肝臓と腸を患い、2013年には悪性リンパ腫にも罹った。そして3年前、藤田自身も子宮頸癌に苦しみ、手術を受けた。今は元気に笑っているが、重くつらい時間が長く続いた。調子が上がらないのも無理はない。だが藤田は、ツアートップの場に戻ってきた。

「何度もゴルフをやめたいと思いました。でもここまで戻ってこれました。今はゴルフをするのが、本当に楽しいんです。応援してくれた家族や周りの方々に感謝です」

明日は同じ最終日最終組で回る首位の李知姫(韓国)と東浩子を1ストローク差で追いかける。

「とにかく難しいコースです。振らないようにすること。だけどフェアウエイを外さないとかは考えません。ラフに入れたら入れたで、そのときできることをやるだけです」

藤田は優勝スコアを5アンダーと予想した。今日と同じゴルフができれば、狙えないスコアではない。運命のティオフは午前9時、1番ホールからスタートする。

<ゴルフ情報ALBA.Net>