<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 3日目◇9日◇安比高原ゴルフクラブ(6,640ヤード・パー71)>

2013年大会のチャンピオンで2015年から2年連続の賞金女王。そのイ・ボミ(韓国)が難コースに苦戦を強いられている。

【スイング解説】イ・ボミはよりスキの無いスイングに!
「今日はパッティングが悪かったです。3パットもあったので、これからみっちり練習します」

確かにパッティングの調子はよくはないのだろう。スコアは伸びていない。だが、本人が今日は2回しかなかったと話したバーディチャンスは確実にものにしていた。今日は3バーディ・5ボギーの2オーバー。調子が悪いといいつつも、3つバーディを取ってくるところはさすがとしかいいようがない。

初日は午後に雨が降り、昨日は強い風が吹いた。日替わり状態のグリーンの速さが、選手を悩ませる。初日は雨で、メンテナンスのためにまいてある砂がグリーン表面に上がってきて転がりを遅くした。2日目は初日の雨でグリーンが軟らかくなるも、風が吹いて表面が乾き、球足は速くなった。そしてこの日は、さらに表面が乾いて球足はより速くなった。やっかいなのはパッティングだけではなかった。アプローチだ。メンテナンスのための砂が、グリーンの場所によってまかれている量が微妙に違うのだ。砂が多いとスピンはかかりにくい。表面が乾いて速くなっていることに加え、砂が多いとスピンがかからず、さらに球足が伸びる。砂が多いか少ないかは、見た目には分からない。

ショットがよくても、結果が伴わない。そんな場面が続くと、自信が崩れてくる。「コースがとても難しいです」と、せつなげにボミは漏らした。

本大会は岩手県の安比高原GCで開催されている。安比高原は盛岡市から車で1時間ほどの距離にあり、ほとんどの選手たちが高原内のホテルを宿舎にしている。ホテルは基本的にはスキーリゾートとして建てられており、レストランの数も限られ、選手たちは食事の面である程度制限を受けていることになる。体調やメンタルの面で問題はないのだろうか。ホールアウト後に、少しだけ顔を曇らせていたボミを見て思った。

「いつも食べている勝負飯のひつまぶしは食べられませんが、大丈夫です。今週は久しぶりにお母さんが来てくれて、手料理をつくってくれました。明日はもっと頑張ります」

母の味は、何物にも代えがたいエネルギー。ボミの成績は、3日間トータルで5オーバーの32位タイ。母の愛でエネルギーを補給したボミが、明日どこまで巻き返せるか。楽しみだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>