<ISPSハンダマッチプレー選手権 準々決勝◇8日◇浜野ゴルフクラブ(7,217ヤード・パー72)>

前日の4回戦では27ホールにも渡る勝負を決めた後、グリーン上で仰向けになって倒れた片山晋呉。精根尽き果てたと語っていただけに、一夜明けたこの日はどのようなプレーを見せるのか注目されたが、結果からいえば6&4という大差で塚田陽亮に圧勝。あっさりと準決勝進出を決めた。

戦いを終え、倒れこんでしまった片山
「昨夜は体が痛くならなかったので、大丈夫かなと思っていたんですよ。それが今朝起きたら体中が痛いじゃないですか。いつもは自分でストレッチしていましたが、さすがにこれでは体が動かないとケアをしてもらってスタートしました」という片山。最初の4ホールは体が重そうだったが、5ホール目でオールスクエアに戻すと、そこから怒涛のラッシュが始まる。7、8番と連続でアップすると、10番から今度は3連続でアップ。ドーミーホールで迎えた14番では塚田がギブアップして勝負が決した。

「最初はバーディを取ることに集中して、3アップしてからは相手にホールをとられないように心がけていました」と、この日のマッチを振り返った片山。3アップとなった10番パー5では、ボールからグリーンエッジまでが28ヤード、エッジからピンまでが3ヤードという難しい3打目を残していたが、そこからオーケーの距離まで寄せてバーディを奪取。それを見て力が入ったのか、グリーンエッジまで2打目を運んでいた塚田は、寄せ切れずにパーに終わる。相手が落ち込んだところで、11番では13メートルの長いバーディパットを入れた片山。まさに、勝負所を知り尽くしたベテランらしい試合運びだった。

「この試合のことを考えて、今年はプライベートで4、5回は開催コースの浜野GCにきてラウンドしましたからね」と、何気に準備万端だった片山。準決勝進出が決まったことで、最低でも1000万円の賞金獲得が決まった。これで賞金ランキング30位以内入りも視界に入る。実は、今年最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に出場することが目標なのだという。現在19年連続出場だが、この記録は2位で、青木の21年連続が1位となる。青木越えに結びつけるためにも、出場記録を途切れさせてしまうわけにはいかない。まずは準決勝を制し、決勝進出を狙う。

文・山西英希

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