<フジサンケイクラシック 事前情報◇30日◇富士桜カントリー倶楽部(7,566ヤード パー71)>

今季は富士桜カントリー倶楽部の総距離がまた伸びた。昨年まで208ヤードだった13番パー3が、ティグラウンドをあらたに後方に新設して250ヤードに。総距離7,566ヤード(パー71)は、近年の国内男子ツアー18ホール最長ヤーテージを誇る。

池田勇太に優勝もたらした初のハウスキャディは土屋太鳳似の21歳
1973年ツアー制施行後、これよりも長い総距離としては、1973年日本プロ東西対抗・旭国際東条CC(兵庫県)の7,777ヤード(パー72)と、1975年関西プロゴルフ選手権・同コースの7,700ヤードが記録として残るのみ。さらにほかにも、ティグラウンドを下げたり、新設したホールがあったり、また、グリーン周りを改造したりし、バンカーを新設したホールもありと、数字に表れない長さが選手を苦しめられること必至。練習ラウンドを終えた選手からも「コースが長すぎる」とのため息が多く聞かれた。

なお、2年前に設けられた5番535ヤードは、詳細な記録が残る92年以降、最長のパー4。2015年の平均ストロークは4・762。昨年は4・627と今年もアウトコースの最大のキーホールとなるだろう。

昨年に引き続き、細川和彦がコースセッティングアドバイザーとして、各日のピンポジションを決める役を担う。「基本的には、攻めていって、いいショットが打てたときにはバーディチャンスを、ミスショットに対してはボギーの危険性を高めるピン位置に多く(カップを)切りたいと思っています。もちろん、選手が攻守に頭を悩ませるようなホールも織り交ぜていますよ。何にせよ、ゴルフファンの皆さんに最後まで楽しんでもらいたいですから、プレーオフにもつれるくらいの接戦となるような仕掛けを施したいですね」。

実際、細川がコースセッティングアドバイザーを務めた昨年の日本シリーズJTカップは4人のプレーオフに。今年の中日クラウンズでも、2打差に4人がひしめく大混戦の優勝争いとなった。それらの経験も生かしたいという策士・細川。さて今年、モンスターコースでどんな戦いが繰り広げられるのか、楽しみにしたい。

文・伊藤昇市

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