<ISPSハンダマッチプレー選手権 初日◇1日◇浜野ゴルフクラブ(7,217ヤード・パー72)>

ジュニア時代からしのぎを削っていた星野英正と近藤共弘。互いに歳を重ね、今年は40歳を迎えるシーズンとなった。その2人が1回戦から激突するとあって注目を集めたが、2&1で軍配は星野に上がった。

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「近藤は日本アママッチプレー(97、99年)に勝っていますからね。その実績を知っていただけに警戒はしていました」と星野。マッチプレーを得意とする近藤相手に油断は禁物とインプットしながら、自分のプレーに専念しようとスタート前から決めていた。しかし、簡単に勝てるとは思っていなかった。今季は関西オープン11位タイに入っているものの、ここまでの賞金ランキングは90位と苦しんでいたからだ。その理由を星野は次のように語る。「弱気と言うか、逃げるようなゴルフをしていたんです」。ボギーを避けるために安全な攻め方を選択していたのだ。当然、それではスコアを伸ばすことができず、成績も伸び悩んでいた。ただ、マッチプレーを制するには積極的に攻めなければいけない。その気持ちが、忘れていた“攻める気持ち”を呼び起こしてくれた。

オールスクエアで迎えた14ホール目の5番パー4。ピンはグリーン右サイドのエッジから5ヤードのところに切ってあった。今までなら、グリーンの右に外すとアプローチが難しくなると思い、フェードボールでグリーン中央を狙っていたという。しかし、この日はグリーン右サイドからドローボールで果敢に攻め、バーディを奪うことに成功してみせた。「今日のゴルフがいいきっかけになるかもしれませんね」。

かつては攻めのゴルフを身上としていた星野だけに、明日の2回戦はもちろん、後半戦に向けての巻き返しに大きな期待がかかる。

文/山西英希