「大東建託・いい部屋ネットレディス」 で、トータル21アンダーまでスコアを伸ばし、2年ぶりとなるツアー8勝目を記録した成田美寿々。クラブ契約はフリーを貫いており、ウッド系は「ロッディオ」、アイアン系は「PXG」を使用するなど、そのクラブチョイスは他のプロにはあまり見られないこだわりを持っている。

 使用ドライバー「ロッディオ385」のヘッド体積は、なんと385ccと、今どきの460ccとは一線を画する小型ヘッド。成田いわく「私はドロー・フェードを打ち分けたいので、コントロールの利く小型ヘッドがいいです」と理由を説明する。小型ヘッドほど操作性は高まり、弾道の打ち分けはしやすくなる。また、「打感にほれています。ゴスッという静かな打音がいいですね」と成田が話すとおり、打感がソフトなほど球がフェースに乗る感覚が得られ、アイアンショットのようなライン出しがしやすくなるメリットがある。

 このヘッドは、地クラブ「ロッディオ」のヒット商品であるFWの技術を応用したモデル。ソールには比重の重いタングステンを使用しており、クラウンやフェースには鍛造チタンを採用。標準的な重心深度に設計して、小型ヘッドでも低重心化を可能にし、低スピン・高弾道を実現しているという。

 製造元のスポーツライフプラネッツによると、「弾道を打ち分けたい彼女に、小型ヘッドは相性がいいです。さらに、独自のウエート調整によりヒール側に重さを配置し、重心距離を短くしてさらにヘッドコントロール性能を上げています。ロフト9.5度と立たせているため強い弾道でランが稼げます」(担当者)。使用する「ディアマナX」シャフトは、シリーズ史上最も抑えたトルク値でミスヒットに強く、よりサイドスピンを抑えてヘッド軌道も安定。よりヘッドコントロールもしやすく、今季ドライバーの飛距離が10ヤード以上伸びた一因となっている。

 アイアンには、新興メーカー「PXG」の「PXG0311」モデルを6番〜PWに採用。今どきでは珍しい中空構造の採用で、低重心化を図ったモデルだ。ソール幅も広いため、高弾道で打てて高さで球をピンを狙える。

「彼女はやさしいモデルをアイアンに望みますが、一方でダウンブロー軌道に打てるプロです。このモデルは、下の番手に行くほどリーディングエッジが前に出てきます。そのため、ややグースネック形状にしてやさしさをキープしつつ、フェースに球が乗るためライン出しをしやすいという特長をもっています」(アイアン&ウェッジを担当した大蔵ゴルフスタジオのクラフトマン吉田智氏)

 やさしくラクに高弾道に打てるが、方向性もコントロールしたいという成田の想いがアイアンにも込められている。クラブ契約をフリーにしているのも、自分自身が納得したクラブで挑みたいという強い気持ちの表れだ。

【成田美寿々のクラブセッティング(WITB=Whats in the Bag)】

1W:RODDIO385 ドライバー 9.5°
(シャフト:ディアマナX50/X/45インチ)
3W:RODDIOスプーン(15.5°、ディアマナX50/X)
5W:RODDIOクリーク(18.3°、ディアマナDF50/X)
3U:RODDIOU3(21.5°、ディアマナサンプUT90/S)
5U:タイトリストHI 25°
6I〜PW:PXG0311(OTi100/S)
ウェッジ:PXG0311(50°、56°、60°、KBSツアー/R)
PT:スコッティキャメロンT5W
BALL:スリクソンZ-STAR XV

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