<カストロールレディース 最終日◇27日◇ザ・カントリークラブジャパン(6,608ヤード・パー72)>

千葉県にあるザ・カントリークラブジャパンで行われた、ステップ・アップ・ツアー「カストロールレディース」の最終日。アウトコースのトップ組から出た豊永志帆が7バーディ・ノーボギーのプレーで猛追。大和笑莉奈とのプレーオフに進出すると、3ホール目でバーディを奪い、トーナメントに出場し始めてから8年目にして嬉しいプロ初優勝を挙げた。

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豊永は2オーバー・42位からのスタート。出だしの1番、2番といきなり連続バーディを奪うと、後半でさらにチャージをかける。13番から4連続バーディを決めると、最終18番では「10メートルくらいありました。強かったので入ってなかったら3パットしてたかもしれない」というバーディパットを沈めてホールアウト。この日のベストスコアで自己ベストとなる“65”を叩きだし後続を待つ。すると、一時7アンダーまで伸ばしていた大和がスコアを落とし同じ5アンダーでホールアウト。勝負はプレーオフへと持ち込まれた。

18番パー5で行われたプレーオフの1ホール目、そしてカップを切りなおして迎えた2ホール目も共にバーディパットを決められず。3ホール目、3打目をグリーンに乗せられずアプローチをした大和に対し、豊永は3打目をピン奥4mにつけると「3パットしてもいいからしっかり打とう」と強気のパット。これがカップに吸い込まれて勝負を決めた。

前日とまるで別人のようなプレーを見せた豊永。この日はパッティングが決まったことが大きな違いだと話した。「昨日はチャンスで全然決められなかったので“ショットで近くにつけなきゃ”という思いが強くなりすぎてボギーを叩いてしまいました。今日はパターが良かったので、余裕を持って攻めることができたのが良かったと思います」。バーディパットを決められただけでなく、気持ちの面にも良い影響を与えてくれたという。

豊永は昨日、悔しさのあまり「久々に寝る前に涙を流してしまいました」。昨年までレギュラーツアーで戦っていたこともあり、今季ステップ・アップ・ツアーに本格参戦する前はどこか甘く見ていた部分があった。「みんな上手いし、セッティングも難しくて…」と心は折れかかっていた。思わず父に電話で相談してみると、マイナス思考の豊永を懸命に励ましてくれたそうで、「私は屁理屈ばかりこねてしまっていましたけど…本当にありがたかったです。励みになりました」と感謝の言葉を口にしていた。

「だから、まず父に優勝の報告をしたいですね。“勝ったよ!”って」と笑顔を見せた豊永。「来週はレギュラーツアーのmeijiカップに出場するので、今日のこの経験を活かして頑張りたいです。もっともっと練習して上手くなりたいです」と初優勝に甘んじることなく、更なる飛躍を誓っていた。

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