<全英オープン 3日目◇22日◇ロイヤルバークデール(7,156ヤード・パー70)>

首位のジョーダン・スピース(米国)とは7打差。松山英樹は、この日5バーディ・1ボギーの“66”で回り、トータル4アンダー5位タイに浮上した。前日からのスピースとの差は広がったものの、「少しはチャンスがあると思う。天気次第では、すごく楽しみな1日になると思う」とコメント。初のメジャー制覇へ向け、逆転への思いをにじませた。

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前日までは同組の地元出身トミー・フリートウッド(イングランド)への声援が多かったリンクスだが、この日は組の声援を一身に集めた。ちょっぴりお酒の入った週末のギャラリーからは「GO!HIDEKI!」の声援が飛ぶ。視線を送って応える松山も、「今まではあんまり(名前を)呼ばれたりしなかったので、呼ばれるのはすごく楽しいなと思う」と話し、世界ランク2位に浮上した影響を周囲の反応からも感じながらのラウンドとなった。

そんな中、4番パー3でボギーが先行するも、続く5番パー4で悪い流れを一振りで断ち切った。5番はティグラウンドが通常より37ヤード前に出されて、ピンまでは310ヤードの設定。ドライバーを振り抜くと、軽いアゲインストを切り裂いたボールはグリーン右から見事に1オン。2パットで沈めてすぐさまバーディを奪うと、続く6番パー4、7番パー3まで3連続バーディとして上位を追撃した。

バックナインは10番、12番などパッティングが一筋外れる場面が続き、フラストレーションのたまる展開。それでも、1つ伸ばして迎えた17番パー5では、アプローチのミスから約5メートルを残すもこれを沈めて力強く握り拳を作った。「アプローチをミスした後だったのでよかった」とミスを帳消しにするクラッチパットが最終日への望みをわずかにつないだ。

上を見上げればスピースが一人旅を続けているが、「ショットが良くなかったのでしっかりと修正して、良い1日にしたい」と決してあきらめてはいない。ショット、パット共に「絶好調とは言えない」というものの、この位置で最終日を迎えるにいたったのは世界ランク2位の底力があってこそだ。手にしていないメジャータイトルへ。「勝った人にしかわからない」という足りないピースを、最終日の猛チャージで探しに行く。

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