国内男子ツアー「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」は南アフリカのショーン・ノリスがトータル13アンダーで2位に4打差をつけ圧勝。ただ一人スコアを2ケタアンダーまで伸ばし、ツアー2勝目を挙げ、最古のメジャー「全英オープン」の出場権も獲得した。

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●最終日のノリスは“ゾーン”に入っていた

ノリスは10番で185ヤードのセカンドショットをカップに放り込みイーグル。また11、12、18番で約6メートルのパットを入れて後続を突き放した。この試合のコースセッティングアドバイザーを務めていたも田島創志も、このプレーには脱帽。「完全にゾーンに入っていましたね。フェードヒッターが有利のこのコースで持ち球を活かし、フェアウェイキープを第一に見事にボールをコントロールしていました」。

今季はグリーンの状態が良く、「ラフからだと止まらないが、フェアウェイからは止まる。ファーストカットではとめにくいとてもフェアなセッティング」だった。ノリスはフェアウェイキープを第一に考え、ドライバーでは低めに球をコントロール。アイアンを多用し着実にフェアウェイを捉え、チャンスを量産。好調なパッティングでそれをことごとく沈めた。

おまけに10番など運までもノリスの味方に。田島が考えていた8〜9アンダーという優勝予想スコアをただ1人超えた。「飛距離、コントロール、技術、パッティングの力、このコースを攻略する総合力の高さを持っていましたね」と賞賛の言葉を惜しまなかった。

●ここで5位以内に入れば海外でも通じるはず

ノリスはこの勝利で7月の「全英オープン」、8月に開催される世界ゴルフ選手権「ブリヂストン招待」の出場権を獲得。「このコースでこのスコアを出せるのならば、海外でもきっと結果を出してくれると思います」。ノリスも「日本ツアーのクオリティの高さを証明したい」と心強いコメントを寄せていた。日本を愛する南アフリカの巨漢が、この大会を制したようなプレーで大舞台でも大暴れしてくれることを期待したい。

また最終日に“66”をマークした小平智に関しても、「最終日は見事なプレーでした。この大会で5位以内に入った選手は、外に出てもチャンスがあるはずです」。小平は再来週の「全米オープン」に出場予定。大舞台に日本を代表して臨む若手に、熱いエールを贈った。

田島創志/1976年9月25日生まれ。ツアー通算1勝。2000年にプロ転向し、03年『久光製薬KBCオーガスタ』で初日から首位を守り、完全優勝。青木功JGTO(日本ゴルフツアー機構)体制では、トーナメント管理委員会 コースセッティング・アドバイザーを務める。

<ゴルフ情報ALBA.Net>