<ヨネックスレディスゴルフトーナメント 最終日◇4日◇ヨネックスカントリークラブ(6,423ヤード・パー72)>

初日の競技が荒天で中止となり2日間競技となった「ヨネックスレディス」最終日。大混戦となった戦いを制したのは6バーディ・ノーボギーと猛チャージを見せた青木瀬令奈だった。

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これまで何度も最終日に泣いていた青木。だが、今日は4打差を追いかける展開ということもあって、明らかにこれまでとは雰囲気が違った。「今までは前日から優勝したいとかバーディを獲れるホールを想定したりしていたけど、今回もチャンスはあるかなと思っていましたがそこまではしませんでした」と前日の準備も異なれば、「風が強かったので読むことに集中していました」と変に気負いもなかった。

15番のティグランドでボードを確認し、自分がトップタイにいることが分かっても変わらない。「ここから16か17で1つ、そして18でバーディを獲れればあるかな」とは考えても、同伴競技者と話すなど笑顔もあった。「優勝争いしてても会話もあったし楽しかった。それで体が動いてくれたんだと思う」。程よい緊張で迎えた上がり3ホールは圧巻だった。16番でカラーからチップインバーディを奪うと、18番で2.5mを沈めて何度もガッツポーズ。2打差をつけてクラブハウスリーダーとなるとそのまま逃げ切った。

今大会では勝ちたい理由があった。それは来週の「サントリーレディス」で憧れの人と回るためだ。「この試合で勝ったら、もしかしたらだけど(宮里)藍さんと同じ組に入れてもらえるかもしれないかなと思って臨みました」。予選ラウンドのペアリングは主催者が決める、そのためこの試合でアピールすることが重要だった。

宮里に憧れるのにはワケがある。「私がゴルフを始めたころはジュニアゴルファーに対する理解がまだ無かったと思います」。ジュニア料金がないどころか、ジュニア用のクラブはアメリカにしかなかった。それが、宮里が勝って以降激変する。「すごく環境が変わった。練習していても“頑張ってね”と声をかけてもらえるようになった」と言うのだから敬わないわけがない。

とはいえ宮里のことを覗けば初勝利はまだまだ通過点だ。「今日は良いスコアで、先にホールアウトしての優勝でした。最終日最終組に良いゴルフをしてこそ強さだと思う。それに2日間競技でしたからね。3日間、4日間で勝ててこそだと。課題もまだまだあるし、もっともっと伸ばしていきたい」。最後は背筋をピンと伸ばした。

【最終結果】
優勝:青木瀬令奈(-4)
2位T:蛭田みな美(-2)
2位T:西山ゆかり(-2)
4位T:堀琴音(-1)
4位T:岡山絵里(-1)
4位T:穴井詩(-1)
4位T:イ・ナリ(-1)
4位T:ペ・ヒギョン(-1)

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