先週に開催された「関西オープン」は、今平周吾が2位に6打差を付け、初日からトップを譲ることなく完全優勝を成し遂げた。

今平周吾のセッティングはコレ!
待ちに待った初勝利は鮮やかな勝利となった。これまで幾度となく優勝争いを経験してきたが、最終日に競り負けてきた。ところが、勝つ時がこんなにもあっさりと訪れるとは。

だが、今季のスタッツを見る限り、直近で2連勝を飾った宮里優作らを抑えて、現在平均ストロークは堂々の1位。谷原秀人や池田勇太がいないことを考慮しても、この鮮やかな勝利も時間の問題だったことを数字が証明している。また、今季から契約が変わったヤマハ『RMX 116ドライバー』を手にして、未だ序盤戦とはいえ、大幅な飛距離アップを果たしている。(昨季278.9y→今季292.06y)

44.75インチのさほど長くないドライバーを、1インチ近く短く握ることもある今平。実質、44インチを切る長さで使っているだろうか。165センチ、60キロの小兵がこんなに短く持っての290ヤード超とは恐れ入る。今平と体のサイズが同じフィッター兼クラフトマンの筒康博氏は短く持つメリットをこう語る。

「これまでの経験上、プロではなく一般ゴルファーが45インチのドライバーを1インチ以上短く持ってもヘッドスピードはさほど変わりません。むしろ、身長の低い人は目一杯長く持って手元の位置を上げて構えるより、短く持って適正な高さにしたほうがスムーズに体の回転とシンクロして振れ、ミート率も上がって振り遅れなどのミスを減らせます。今平プロも、この長さで持ったドライバーの顔の見え方や手元の位置に馴染んでいて自然な構えがこれなのでしょう」

また、ヤマハのツアー担当者によると、「当社は藤田寛之、谷口徹という、クラブに対するこだわりや感性の鋭い契約プロからさまざまな厳しい要求があります。今平プロも若手ながら藤田、谷口プロに近い鋭い感性があり、ドライバーの顔の向きにはシビアですね。当社のアイアンは焼きなましという製法で、打感が柔らかい特長がありますが、今平プロはこの部分を最も評価してくれています。現在は他社のFWやUTが入っていますが、調子がいいためしばらくは様子を見ながら最適なものを提案していきます」と語る。

今平は昨季、腰痛など怪我に苦しんだが、今季は移動中や試合中も体のケアにも気をつけているといい、「フル参戦となった一昨年は、ストレッチすらあまりやらないくらい、体のケアを考えていませんでした。昨年も悪くなってから『どうしよう』と考えましたが、それではもう遅い。いかにベストコンディションでいられるかは自分次第。アンダーウェアなどを活用して今年は常に良い状態をキープするのが目標」と、コンディショニングにも重点を置いている。

この辺りは、優勝翌日の36ホールに及ぶ全米オープン予選を突破するあたり、コンディション面も順調のよう。今週は全英オープン予選会の1つ「〜全英への道〜 ミズノオープン」に出場する今平だが、勢いそのまま全英行きの切符を掴むことができるか。

【今平周吾のクラブセッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:ヤマハRMX 116(10.5°、ツアーAD TP-6X)
3W:キャロウェイゴルフ GBB エピック(15°)
5W:キャロウェイゴルフ GBB エピック サブゼロ(18°)
3U:タイトリスト910H(21°)
4I〜PW:ヤマハ RMX 116 TOURBLADE
A,SW: タイトリスト ボーケイ SM5(52,60°)
PT: オデッセイ WHITE HOT RX 2BALL V-LINE
BALL:タイトリスト Pro V1x

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