中日クラウンズ最終日、同スコアの12アンダーで並んでいた谷口徹、藤本佳則を振り切り、最終ホールのバーディで通算4勝目を挙げた宮里優作。選手会長としてツアー改革の音頭を取るため、個人の練習量が減る中、準地元・名古屋で見事勝利を飾った。

これが和合を制する原動力となったアイアン型ユーティリティ
アマチュア時代からブリヂストン(以下、BS)のクラブを長きに渡って使用、契約してきたが、15年から気に入ったクラブを自由に選べる契約フリーの立場を選んでいる(ボールはBS契約)。昨季、同じく長くBS契約だった池田勇太も宮里と似た立場をとることで賞金王を戴冠しているが、この試合で宮里を救ってくれたのは古巣・BSのクラブだといえるだろう。

「ティショットで林よりも低い球を打てるため、風が舞う和合にピッタリはまった。武器の一つとしていい役割を果たしています」(宮里優作)

と、3日目を終え、ロフト17.5度のアイアン型ユーティリティ(2U)について語っていた。このクラブは開幕戦から入れていたブリヂストン『ツアーB XD-HIプロトタイプ』で、渡邉彩香も使用する発表前のクラブである。

元々飛ばし屋で知られる宮里だが、勝ちだしたここ数年は、2Uで曲がりを抑えて安全にティショットをするシーンが増えており、この日も短めのミドルホールのティショット、パー5のセカンドにと、2Uを多用して安定したショットを見せていた。

クラブ契約フリーだが、昨季からアイアンが『ツアーB X-BLADE』、今季からウェッジも『ツアーBウェッジ XW-2プロトタイプ』を使用するなど、BSのクラブが急増している。この辺りを同社のツアー担当に聞いてみた。

「宮里プロはティショットで2Uを多用するため、本人の要望で今年2月から『ツアーB X-HI』の2番を使っていただいています。アイアンでマッスルバックを使用するため、流れ的にもウッド型よりアイアン型の方がいいんじゃないかと。発表前ですが、大きすぎず、小さすぎないほどよいサイズのアイアン型ユーティリティですね。あと、ウェッジも長年の付き合いで好みが分かっておりますので、新作の『ツアーB XW-2』をベースにプロの要望に合わせて作っています。少しグースが入ったネック形状で、いろんな技が使いやすいタイプですね。契約フリーとはいえ、お互いに長年の関係性がありますので、プロの好みや求めるものはよく理解しております」

なお、同社のアイアン型ユーティリティの発売は、なんと2008年発売の『ツアーステージX-UT 101i』以来になるのだとか。ヘッドスピードが速く、パワーのある男子プロの間でアイアン型ユーティリティを入れる選手が増えているが、発売日など詳細が近々発表されるという。

【宮里優作のクラブセッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:ピン Gドライバー (9°)
(ツアーAD MJ7-TX/46インチ)
3W:ピン Gフェアウェイウッド (14.5°)
2U:BRIDGESTONE GOLF TOUR B XD-HI PROTO (17.5°)
3I〜PW:BRIDGESTONE GOLF TOUR B X-B PROTO
PS,SW:BRIDGESTONE GOLF TOUR B WEDGE XW-2 PROTO(52°、58°)
PT:スコッティキャメロン フューチュラ X5 PROTO
BALL:BRIDGESTONE GOLF TOUR B330X Bマーク

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