<九州みらい建設グループレディースゴルフトーナメント 最終日◇30日◇武雄ゴルフ倶楽部(6,310ヤード・パー72)>

最後は無心でウィニングパットを沈めた。国内下部ステップ・アップ・ツアー「九州みらい建設グループレディース」最終ラウンド。トータル1アンダーで並んだ谷河枝里子と佐々木慶子がプレーオフを行い、2ホール目でボギーを叩いた佐々木に対し谷河がパーをセーブして2014年以来のツアー2勝目をマークした。今年12月には1つ年下の天良大地さんと結婚予定。前週も最終日最終組を回りながら失速して勝利を逃しているだけに、自らを祝福する大きな一勝となった。

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プレーオフ2ホール目。約1メートルのパーパットを打つ前にボールマークを見つめて心に決めた。そこあるのは初日終了時にテレビ解説の岡本綾子からもらったというボールマーク。岡本のイラストに“Ayako Okamoto”と書かれたデザインのマークを見て、「今できることをしよう」と目の前の1打に集中した。集中するあまり「優勝パットだと思っていなかった」という谷河はど真ん中から沈めると、喜びに沸く周囲に一瞬目を丸くして、わずかな空白のあとに勝利の喜びに浸った。

タグボートの船員を務める婚約者の大地さんは長いときで3か月ほども航海に出るため、思うように会うこともできない。それでも、前週は横浜に停泊していた大地さんが、千葉で行われた「パナソニックオープンレディース」の最終日最終ホールだけのためにレンタカーを飛ばして応援に駆け付けるなど、互いに思い合って全国を飛び回る生活を続けている。この日大地さんは海上を航行中のため駆け付けることはできなかったが、「喜んでくれると思う」と笑顔を見せた。

今年の年初に掲げた目標は年間3勝。賞金女王を獲得できればもちろんいうことはないが、「12月に披露宴をして2月にグアムで挙式をするのでその資金を稼がなければ」と笑った。帰りがけに開催地の武雄市職員から副賞の佐賀牛と豚10万円分の送り先を聞かれてまたも満面の笑み。「笑顔の絶えないあったかい家庭を」というプライベートの目標も達成されることは疑いようもなさそうだ。

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