<九州みらい建設グループレディースゴルフトーナメント 最終日◇30日◇武雄ゴルフ倶楽部(6,310ヤード・パー72)>

優勝には届かなかった。だけど、笑顔でトーナメントを終えるのはいつ以来だろうか。「九州みらい建設グループレディース」の最終日。9年ぶりのステップ・アップ・ツアー出場となった森田理香子はトータル4オーバーの15位タイから出て1イーグル・2バーディ・2ボギーの“70”で回り、トータル2オーバーの5位タイに食い込んで3日間を終えた。予選を通過して最終日をアンダーパーで回るのは、昨年の「伊藤園レディス」の“71”以来で今季初。同組には仲の良い井芹美保子がいたこともあり笑顔で18ホールを終えた。

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ここまで2日連続で“74”と苦しんでいたが、最終日はこれぞ女王というプレーで存在感を見せつけた。トータル4オーバーで迎えた15番パー5。ティショットは左のラフに入ったものの、迷わず3ウッドを握った。エッジまで約240ヤード。「前に木があって、高く上げられないので低く出して、花道から乗ってくれたらと思って打った。うまく自分の狙ったラインに出てコロがって乗ってくれました」とライナー性の球で花道を使ってピン右10メートルに2オン。上りのフックラインをジャストタッチで放り込んで、今週で一番の笑顔を見せた。

この2日間はパッティングに悩んだこともあり、「あまりにも入らないから替えてやろうと」とこの日はオフにも練習しなかったというショートネックのピンタイプパターにスイッチ。さらに、ボールの後方で素振りをしてからパッティングに入るというルーティンも変えてボールの真横で素振りをするスタイルに変更した。もちろん決して納得のいくパフォーマンスではなかったが、自身が流れが変わったという14番では2メートルをしっかり決めてバーディ。18番では約2メートルのパーパットが残るもきっちりセーブして締めくくった。

久々のステップ・アップ・ツアー出場は様々な葛藤もあったが、終わってみれば出場してよかったと思える。「やっぱりゴルフって最後は自分自身の考えが出てくるスポーツ。周りの人の支えも大切にしながらも、結局はボールを打つ自分自身がポジティブに考えていかないと運も逃げていくと改めて思った」。帯同キャディもおらず、自分とゴルフだけに向き合った3日間は周りの支えの大切さを思い起こさせるとともに、森田自身の気持ちも前向きに変えてくれた。

「ギャラリーも多くついてくれて、優勝はできなかったけど、イーグルとか2オンしたこととかで見て楽しんでくれるのもうれしかった。結局成績を出さなければモヤモヤしちゃうけど、ファンの方が盛り上がってくれる面白いゴルフをするのも大切とこの試合で感じました」。

次戦はレギュラーツアー「ほけんの窓口レディース」に出場予定。「最終日アンダーで回ったことが最近ないから良かったです。オーバーパーだったら傷ついて帰るから(笑)久々にウキウキで帰れますね。来週1週間、練習をいっぱいしていい感じで入りたい」。復活を期す女王は、思い出した初心と前向きな気持ちを胸にレギュラーツアーに舞い戻る。

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