<九州みらい建設グループレディースゴルフトーナメント 事前情報◇27日◇武雄ゴルフ倶楽部(6,310ヤード・パー72)>

2008年の「ウッドワンレディースカップ」以来9年ぶりとなるステップ・アップ・ツアー参戦。ツアー通算7勝を誇りながら昨年シードを喪失した2013年の賞金女王・森田理香子が、28日(金)開幕の国内女子下部ステップ・アップ・ツアー「九州みらい建設グループレディース」に出場する。賞金女王経験者が下部ツアーに出場するのは吉川なよ子、高村博美、平瀬真由美に続く4人目となる。

総数300枚以上!復活を期す元・女王、森田理香子フォトギャラリー
ルーキーイヤー以来の下部ツアーは、ある意味新鮮だった。プロアマ大会を終えたこの日も「久しぶり過ぎて何も思い出せないです(笑)。でも先輩も多いし、若い子はわからないけど幅広くて面白そう。でも、どんな雰囲気になるのかまだ少しピンと来ていない」と笑った。

だが、語る表情は明るくても、この舞台に立つことの葛藤もあった。昨年はシード落ち後のQTも失敗し、頂点を極めた女王がレギュラーツアー出場資格を喪失。もちろん、それを受け入れて今シーズンをスタートさせたが、「やっぱり複雑ですよね。切り替えてきているけど、実際この場に立つと悲しい気持ちにもなった」というのは偽らざる本音。

ただ、今は現状を受け止めて前に進むしかない。「上も下も経験できているのは誰よりも幸せなこと。そういう風に思うようになったのは最近ですけど、絶対プラスになることがこの大会には待っていると思うから。それを自分のモノにできるかは自分の気持ち次第。一生懸命、一打一打やって得られるものあればいい」。

レギュラーツアーは推薦で出場できる8試合ほどに限られるが、試合に出場できないことも今は前向きにとらえている。「レギュラーがないからステップいくのもありだし、全米オープンの予選会(5月22日 滋賀・日野GC)もあるから行って。今は自由にできる時間があるから、いろいろなことに挑戦してやっていこうかなという気持ち」。どれも時間と試合に追われていたシード選手のうちは思うようにならなかったことばかりだ。

今季は推薦などでここまで4試合を戦って、最高位は「PRGRレディス」の27位タイ。まだまだ満足のいく結果を残すことはできていないが、ゴルフの状態は確かに前に進んでいるという。「去年とかはアプローチも怖いから“怖くないようにどうしよう”だったのが、いまは“スコアを作るのにどうしよう”という感じで段階が踏めている。次はスコア出たら優勝するにはどうしたらいいとか、2年後3年後とかに向けてはいい状態に来ている」。

佐賀県は直近最後の優勝となった2014年「Tポイントレディス」の開催地とあって、「コースは違うけど、泊まっているホテルも一緒ですし、思い出します。たくさんバーディを獲っていきたい」。復活を期す元女王は最後まで前向きに。苦しむ今は必ず未来に活きると信じている。

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