“神スイング”でおなじみの稲村亜美が、今ゴルフにハマっている。ゴルフ番組のアシスタントを務めていることから、多忙なスケジュールの合間を縫って練習とラウンドをこなす日々という。だけど、プロゴルフのこととなるとまだまだわからないことばかり。そこで、いよいよ今週国内開幕を迎える男子ツアー事情について、勉強してみよう!ということで、ツアー1勝のプロゴルファー田島創志先生に直撃してみたぞ!連載第3回目。

メガネ姿で熱心に話を聞く稲村亜美
稲村亜美(以下:稲村)
 前回は男子プロについて色々聞かせてもらいましたが、田島先生は大会側のお仕事もされていると聞きました。
田島創志(以下:田島)
 はい、そうなんです。セッティングという立場、演出の部分でたずさわらせてもらっています。セッティングというのはグリーンのピンを立てる位置を決めたりとか、ティショットを打つところを日によって決めたりするんです。

稲村
 セッティングの面で感じていることはありますか?
田島
 日本のゴルフ界の流れとしてプロにいいスコアをだして欲しくないという風潮があるんです。理不尽な難しさというんですかね。簡単に言うと、ピンに向かって完璧なショットを打ってもピンのそばに止まらないもの作ったりするんです。

稲村
 なるほど。するとどうなってしまうんですか?
田島
 例えば山の上にピンがある状況だと近くに落としても全部ボールがコロがってピンから離れていってしまいますよね。そうなると、初めからもうピンを狙うのをやめようということになってしまう。結果ベタピンにつけて盛り上がったり、バーディを奪うという場面が減ってしまう。プロだからみんな当然上手いんですけど、理不尽に難しくしてしまうとその上手さが伝わらないんです。

稲村
 やっぱりファンはバーディを見たいです。
田島
 そうなんです。例えば、あるところにピンを立てて、絶対に止まりませんよというところではなく、右に狙うポジションを作っておいてピンに寄ってくるような演出をするとか。やっぱり興行としてテレビを見てもらう人に、選手がバーディを獲って盛り上がってもらうシーンを増やさないと、選手のすごさ、カッコよさが伝わらないんですよね。だから、良いショットしたら良い結果になるようにセッティングすることによって、いろいろなものが変わってくると思うんです。
稲村
 選手のカッコいい場面を見ることでファンも増えていきますよね。私もぜひ現地で観戦みたくなりました!
田島
 ぜひおこしください!男子ツアーは変わりつつありますし、みんなカッコよくて面白い選手ばかりです。今シーズンは現地で、テレビで期待して見ていただきたいですね!

【解説・田島創志/1976年9月25日生まれ。ツアー通算1勝。2000年にプロ転向し、03年『久光製薬KBCオーガスタ』で初日から首位を守り、完全優勝。青木功JGTO(日本ゴルフツアー機構)体制では、トーナメント管理委員会 コースセッティング・アドバイザーを務める】

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