<KKT杯バンテリンレディスオープン 最終日◇16日◇熊本空港カントリークラブ(6,452ヤード・パー72)>

2位に2打差をつけて迎えた最終ホール(パー5)でバーディパットは7メートル。外してもパーなら優勝という状況に、誰もが上田桃子の優勝を疑わなかった「KKT杯バンテリンレディス」最終日。だが、悲劇はそこから始まった。

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上田はバーディパットをショートすると、追いかける西山ゆかりが5mのバーディパットを決めて1打差に。それでも1メートルのパーパットを沈めれば優勝という場面だったが、「まっすぐしっかり、とキャディさんと話していたけどしっかり打てなかった」と無情にもボールはカップをすり抜けた。さらにそのまま18番で行われた西山とのプレーオフ1ホール目で2オンを狙った打球は池へ。5メートルのパーパットを決められず、ボギー。西山がレイアップしてパーとした時点で敗戦が決まった。

上田は取材が始まって質問されても中々言葉を発せなかった。約30秒の沈黙の後、重たい口を開く。「たくさんの応援をいただいたので申し訳ない。声援を力に変えられなかった。最終ホールのギャラリーエリアにはたくさんの熊本の人がいました。勝って“頑張っていきましょう”と伝えたかった。熊本県民として情けない…」。消え入りそうな声で敗戦の弁を口にした。

「勝ちたかったです…」。搾り出したその言葉に、すべての思いが詰まっていた。

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