大会2日目は朝8時20分ごろから雷雨を伴った強い雨が降り、8時25分から34分まで競技が一時中断した。大粒の雨が過ぎ去った後だった。温かな日差しに目を覚ましたハルゼミが、9番ホールでやさしい鳴き声を聞かせていた。

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そのハルゼミの鳴き声に呼応したのか、山城奈々が9番ホール(533ヤード、パー5)で目を覚ますようなティショットを放ちイーグルを奪った。

「セカンドはエッジまで240ヤード、エッジからピンが10ヤード。250ヤードを3番ウッドで打ちました」(山城)

セカンドショットはピン手前5メートルにつけ、ワンパットで沈めた。山城はLPGA発表のドライビングディスタンスの記録は、247ヤード。規定のラウンド数を満たしていないためランキングはされていないが、ツアートップクラスの飛ばし屋だ。振れば270〜280ヤードは飛ぶという。

「ティショットが開幕戦のころに比べて、だいぶ曲がり幅が小さくなってきました。ティの高さを低くして、アイアンのイメージで打つ練習をしています。その効果が出てきたのだと思います。明日は18ホール、ティショットが安定するように心がけていきます」(山城)

ティの高さは3番ウッドを打つときぐらい。後方から見たら、ヘッドに隠れてボールが見えないくらいだという。実はこのドリルは、今大会に入ってから始めたものだった。山城のコーチを務める岡田伊津美が教えてくれた。岡田は2009年まで自身もレギュラーツアーで戦っていた女子プロゴルファーだ。

「熊本空港CCのドライビングレンジは、250ヤード以上飛ばすとネットを超えてしまうんです。だから飛ばしすぎないようにティを低くして、抑えて打つ練習をしました。コースレイアウトも、飛距離よりフェアウエーに置くことを求めてきます。今週は飛ばす必要はないよね、と二人で話しました」(岡田)

このドリルは、山城の悪いクセを解消するのにも効果があったという。山城には、インパクトで上体が起き上がてしまう悪いクセがあった。上体が起き上がると、肩が早く開いてしまい、ボールにしっかりとエネルギーを伝えられない。もっとボールに向かってスイングをすることが課題なのだという。

2日目は1イーグル、3バーディ、3ボギーで2アンダー。初日が1オーバーで、2日間トータルは1アンダー、5位タイでフィニッシュ。明日の最終日、山城は4打差で首位に位置する上田桃子を追いかける。

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