<マスターズ 事前情報◇5日◇オーガスタ・ナショナルGC(7,435ヤード・パー72)>

今年は波乱の予感だ。明日開幕を迎える海外メジャー「マスターズ」だが、月曜日と水曜日に悪天候により、午後からコースクローズする日が続いた。毎年コースコンディションや天候によって優勝スコアも左右されるが、今年は明日以降の天気も悪く優勝スコア予想が難しい。

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5日水曜日にビリー・ペインチェアマンが公式会見でコースについて語った。「冬の天候が穏やかだったことに加え、周到な準備でオーバーシードを行った結果、最高に密度が濃くて、青々とした芝になった。過去最高の状態になっているかもしれない」と芝のコンディションは最高と強調。芝の状態をよくするために「アザレアを含む花々はいつもより3週間ほど前に満開にさせた」と、意図的に花の開花時期を早め、例年オーガスタを彩る花々が今年は見られない。「今年のマスターズの色はグリーンです(笑)。豊かで美しいグリーン」と、芝の状態を優先して作り上げた。

芝の状態は最高だが、今週に入って2日も雨模様。グリーンが硬く仕上がった昨年の優勝スコアは5アンダー。グリーンが柔らかく遅かった一昨年は18アンダーと大きな差が出ている。今年は雨の影響もあり「受けているところならロングアイアンでも止まる」と、谷原秀人はグリーンの柔らかさを感じ、パワー不足でも太刀打ちできる。明日からの本戦もグリーンがソフトになることが予想され、ロースコアの争いかと思われた。しかし、明日の天気予報は曇りだが風速10〜15m/sと大荒れ。2日目の強風の予報が出ている。

強風のマスターズといえば、ザック・ジョンソンが優勝した10年前の2007年大会が思い出される。この時も風速10〜15m/sの日があり、加えて真冬並みの寒さでグリーンが硬い難コンディションだった。そのため優勝スコアは1オーバーで大会ワーストタイ(54年、56年と並ぶ)。予選カットラインは8オーバーで予選カットの始まった57年以降で2番目に悪い。全体の平均ストロークは75・881と1967年以降ではワースト、大会史上4番目に悪い数字で我慢大会となった。勝者のジョンソンは当時、世界ランキング56位で近年では最も伏兵の優勝といわれた。

「明日からの強風予報もあり、選手にとって厳しい戦いとなるでしょうが、世界のトップ選手の力が試されるでしょう」とペインチェアマン。明日以降の天気にもよるが、グリーンは柔らかいが厳しいコンディションで、波乱が起こるかもしれない。

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