<マスターズ 事前情報◇5日◇オーガスタ・ナショナルGC(7,435ヤード・パー72)>

3度の出場で2014年はバッバ・ワトソン(米国)に敗戦(2位)。そして翌年、悲願の優勝。そして昨年は悲劇の敗戦(2位)と、ジョーダン・スピースにとってマスターズは何かが起こる大会だ。初優勝を果たした15年大会では、4日間通算18アンダーで圧勝。連覇を懸けた昨年は、最終日の12番でまさかまさかの2度の池ポチャで「7」をたたき、ダニー・ウィレットに逆転を許した。

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ゴルフを始めたときからマスターズ優勝を夢見てきた少年は、今ではマスターズと最も好相性の選手といえるほど成長。昨年の敗戦を乗り越えて、今年は2勝目を目指すことになる。「これまでの結果を見れば、周りの選手はボクたちに勝つのは難しいと思っているかもしれない」と、自信をのぞかせる。

「オーガスタ攻略のカギはパットにあると思う。傾斜が多くて、ピンの手前に落とさないと難しいパットが残るからね」。15-16年のPGAツアーでは、平均パット1位。勝負所のパットをことごとく決めてくるスタイルで勝利をつかんできたが、「パットは生まれつきのセンスか」との問いに、すこしばかり口をとがらせて反論する。「生まれつきでなく、努力の結果だよ」。

1.5メートル以内のショートパットはアドレスからボールを見ずにカップを見て打つスタイルを確立。「カップを見ることによって、ストロークのことを細かく考えなくて済むんだ。『あそこに入れるんだ』ということしか考えていない」と、たどり着いたのは究極の方法だ。だからこそ、グリーンが特に難しいとされるスピースは結果を出してきた。

そうはいっても、「本当はショットもいいんだけどね。みんなそこについてはあまりいってくれないんだ、まあ、いいけど(笑)」と、自虐気味。一発の飛距離があるわけでもなく、スーパープレーを連発するタイプではない。だが、絶対的に自信を持つパットを中心とした総合力が秀でている選手であるからこそ、マスターズで勝てるのだ。

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