<バルスパー選手権 3日目◇11日◇イニスブルック・リゾート(7,340ヤード・パー71)>

ショットの不振に苦しむ石川遼はこの日も2バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの“73”とスコアを2つ落とし、トータル2オーバーの54位タイで最終日に臨むこととなった。この日は東日本大震災から6年たつ3月11日。「自分がゴルフをできている、それ自体が恵まれているし、幸せだと思う」と意気込みを新たにした。

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「プロのゴルフじゃない」と吐き捨てた前日からの悪い流れは続きこの日は3番、4番と連続ボギーを叩く立ち上がり。7番でバーディを奪うも、13番のパー3ではティショットを池に落としてダブルボギー。「ミスショットもあるし、ホールの向きが変わっても毎ホールアゲインストに感じて、そんなはずはないと思っていても結果アゲインストでショートしていた部分もある」と風にも悩まされた。

それでも、最終18番は約145ヤードのセカンドを2メートルにつけてバーディフィニッシュ。「インパクトのタイミングが昨日までぼやけてたけど、今日は良いショットで良い球がでていて、自分の良い感触が球にも出ていた。これを高い頻度でできるようになれば」と復調への光もわずかながら見出して18ホールを締めくくった。

3月11日を迎えるにあたり前日には公式サイトのブログを更新。石川は東日本大震災後の2011年7月に石巻市の門脇小学校を慰問。当時6年生だった子供たちと現在も交流を持つなどしている。前向きに生活を続ける子供たちに刺激を受けることも多く、「思い出してしまうと苦しかったりすると思うけど、そういうものもみんなで乗り越えてるって感じ。乗り越えるって、忘れられるものではないけれど、教訓として活かしたり将来の地元のことを考えているのは素晴らしいなと思う」と海の向こうから東北に思いをはせた。

「自分は直接的に被災したわけじゃないし被害を受けたわけじゃないけど、そういう気持ちをもって謙虚にやらなきゃいけない」。日本からの後押しも受けて、強い気持ちで今はゴルフと向き合っていく。

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