3月2日(木)から始まる「ダイキンオーキッドレディス」で幕が開ける今年の国内女子ツアー。今季の活躍が期待される選手のスイングを、ツアープロコーチの辻村明志氏にどこよりも早く解説してもらった。

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第1回目は2年連続で賞金女王に輝いているイ・ボミ(韓国)。昨年メルセデス・ランキング、賞金ランク、平均ストローク、パーオン率、パーセーブ率、リカバリー率の5冠に輝いたトーナメントの顔は2017年どんなスイングにしてきたのか。

「今年変わったと思うのは、トップの切り返しです」という辻村氏。去年の悪癖が無くなって見えたという。「去年はその前の年に比べてれば、本調子ではなかったと思います。何故かと言ったら、切り返しの瞬間に手元が前に出てクラブが寝てしまう瞬間があったことです。こうなってしまうとヘッドが出遅れて右に出たり、球が左右に散ります。そんな時が去年は何度かありました」。

「それが練習日に見ている感じでは全くありませんでした。トップから手元を素直に真下に落としているなという感じですね。真下に落ちるということはヘッドが垂れない、つまり振り遅れがないということ。真下に落ちるくらいの感覚でちょうどオンプレーンなのです。オンプレーンに振れるからこそ、より手を使わなくなり、さらに再現性が高まります(辻村氏)」。

それ以外に大きな変化は感じなかったという辻村氏。それこそがボミの強さだと続ける。「切り返し以外を変えてこなかったのは、昨年時点での完成度の高さゆえです。良い状態で開幕に臨んでいるように見えました。昨年以上の成績を残すのではないでしょうか」。


解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。コーチ転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、濱美咲らを指導。上田の出場試合に帯同、様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。

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