<ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン 最終日◇5日◇TPCスコッツデール(7,266ヤード・パー71)>

3メートルのスライスラインを沈めて、大きなガッツポーズを見せた。首位と4打差の3位タイから出た松山英樹は、1イーグル・3バーディ・ノーボギーの5アンダー、トータル17アンダーに伸ばして首位タイでホールアウト。ウェブ・シンプソン(米国)との4ホールに及ぶプレーオフを制して、今季2勝目。今大会、史上6人目の大会連覇、日本人としては丸山茂樹の3勝を抜く、米ツアー最多の4勝目を挙げた。

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4打差を追って出た松山は、3番(パー5)で、フェアウエーからの2打目を1メートルにつけて、イーグルを奪取。「今年も行けるんじゃないかというのはあった」と勢いをつける。

5番(パー4)は、2打目を3メートルに乗せてバーディ。この時点で首位のアン・ビョンフンに1打差に詰め寄る。ところがその後は、チャンスにつけてのパットが決まってくれない。その間アンが2つスコアを伸ばし、ハーフターン時点で3打差に広げられてサンデーバックナインを迎える。しかし、ここから強さを見せた。

「リーダーボードがあるところは全部見ていた」と、戦況を確認しながらホールを進める。首位のアンが10番、11番をボギーとして崩れていくと、松山はパーオンを逃してもきっちりパーをセーブし続ける。13番(パー5)でバーディを奪い首位に並ぶと、15番(パー5)でも2オンに成功してバーディとして単独首位に立った。

しかし、先の組でプレーしていたシンプソンがこの日64で回り、トータル17アンダーでホールアウト。あと1つ伸ばして終えたい松山だったが、16番で4.5メートル、17番で3メートルのバーディパットが沈んでくれない。18番(パー4)は、6メートルのバーディパットは、「複雑なラインだった。あとひとコロがり行かないかな」、とカップの縁に止まったボールに天を仰いだ。

2年連続で勝負はプレーオフに持ち込まれた。18番、18番、10番と行われた3ホールはお互いにパー。そして、昨年勝負を決めた17番では、シンプソンが6メートルのパーパットを外し、松山が3メートルのバーディパットを沈めて勝負を決めた。

「ショットの感触はよくはなかったけど、フェアウェイに行っていたし、グリーンもとらえていた。勝つことができてよかった」と、ショットは納得のいく状態ではなかったがフェアウェイキープ率85.71%、パーオン率72.22%を記録。ミスしても大けがしない安定感と、この日22ホール、ノーボギーと粘れる強さを見せた。

「昨年は体力的に余裕があったけど、今年は早く終わってくれと思っていた。体力面が課題」。メジャー初戦のマスターズに向けて、「不安な部分がたくさんあるので、そこは少しでも取り除いていけるようにがんばりたいと思います」と、日本人の米ツアー優勝記録を更新し、次は日本人初のメジャー制覇に目を向けた。

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