今季のメジャー覇者と米ツアーで活躍した選手たちのスイングを、プロコーチの鶴見功樹氏が解説。その強さの秘密の一端に迫る。

【連続写真】全英覇者、ステンソンのスイング
7月の「全英オープン」でフィル・ミケルソン(米国)との激闘を制しメジャー初制覇を成し遂げたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)。トータル20アンダーでの勝利はタイガー・ウッズ(米国)が2000年にセントアンドリュースでマークしたトータル19アンダーを上回る全英の最少スコア記録。01年の「全米プロゴルフ選手権」でデビッド・トムズ(米国)が記録したメジャー最少ストロークも更新した。

記録づくめの勝利を挙げたステンソン。彼のスイングは「肩はオープンに、スタンスはクローズに。セットアップに関しては、あまり基本とは言えないですね。スイングで気をつけているのは、初動で右ヒジの高さと左ひじの高さをそろえること。なるべく右ひじと左ひじを同調させるような感じでスイングを上げています」。個性的なアドレス、そして丁寧な初動が特徴だ。

また「トップで他の選手と違うのは、右ワキがすごく体から離れていること。これがスイングアークを大きくしているのです」。大きな弧で振れば飛距離は伸びる。「腕の位置と胸の位置が遠いのがすごくいいところ。クラブが体の遠くを通れば、ヘッドの弧が大きくなりヘッドスピードは上がるので」。飛距離不足に悩む人は取り入れてみるといいポイントになりそうだ。

解説・鶴見功樹(つるみこうき)/1966年4月18日生まれ。東京都出身。99年に英国PGAメンバーに。02年に日本人初の英国PGAクォリファイプロフェッショナルを取得。04年より大山志保と師弟関係を結び、06年には賞金女王に育て上げる。今日までに指導した生徒数は10,000人を超え、現在も日本におけるただ一人の英国PGAプロフェッショナル。東京都港区三田でインドアゴルフスクール「鶴見功樹ゴルフアカデミー」を主宰。

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