今季のメジャー覇者と米ツアーで活躍した選手たちのスイングを、プロコーチの鶴見功樹氏が解説。その強さの秘密の一端に迫る。

【連続写真】トップでのフェースの向きに注目!
6月の「全米オープン」で悲願のメジャータイトルを獲得したダスティン・ジョンソン(米国)。15年この大会では最終ホールで“悪夢の3パット”を叩き優勝を逃したが、最終ラウンドでホールアウト後に1打罰を課される裁定にあったものの、勝利をしっかりともぎ取った。

ダスティンの特長は長身から繰り出される圧倒的な飛距離。15-16年シーズンの平均ドライビングディスタンスは313.6ヤードで2位、パワーヒッターぞろいの米ツアーでも“別格”の一人だ。

そのスイングは一言で言えば“個性的”。バックスイングの初動で「手を体の外側、遠くに出します。クラブヘッドが内側で手が外、そして手の甲側が丸みを帯びた状態でトップへ。クラブフェースはかなりシャットになっています。実はトッププレーヤーたちはインパクトの時にこのような手首の形になっています。そして、そのままインパクトまで下ろします」。スイングの弧を大きく作り、インパクトの時の形をあらかじめ作っておいて、高いトップから振り下ろす。他の選手とは一味違う、個性的ながらシンプルなフェースの使い方と恵まれた体格がビッグドライブを生み出している。

ただ、このスイングは「インパクトの時に手が前に出ないと、ボールが左にいってしまう」。きちんとハンドファーストで当てる技量が必須となる。フェースをシャットに使うのはボールが捕まえやすいが、「マネをするには相当な筋力が必要です。アマチュアの方が参考にするのはあまりお勧めはしません」。超飛ばし屋を参考にするのはアマチュアには少し敷居が高いようだ。

解説・鶴見功樹(つるみこうき)/1966年4月18日生まれ。東京都出身。99年に英国PGAメンバーに。02年に日本人初の英国PGAクォリファイプロフェッショナルを取得。04年より大山志保と師弟関係を結び、06年には賞金女王に育て上げる。今日までに指導した生徒数は10,000人を超え、現在も日本におけるただ一人の英国PGAプロフェッショナル。東京都港区三田でインドアゴルフスクール「鶴見功樹ゴルフアカデミー」を主宰。

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