<カシオワールドオープン 最終日◇27日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,315ヤード・パー72)>

最後はあっけない幕切れだった。最終日が降雨によるコースコンディション悪化のため中止となった「カシオワールドオープン」で来季の賞金シード75選手(第2シードまで)が決まった。土壇場で明暗が分かれたのが2人のベテラン。75%に賞金額が変わったことで最終日スタート前の時点でシード圏内にいたS・K・ホ(韓国)と次点の平塚哲二の順位が入れ替わり、通算8勝を挙げた現代韓国プロの第一人者は14年間守ってきたシードを失った。差はわずかに12,694円だった。

土壇場でシード県圏内に滑り込んだ平塚哲二
INスタートの3組目で中断前にコースに飛び出したが完走もできなかった。中止が決まりシード落ちが確定すると、チョ・ミンギュ、イ・キョンフンといった韓国の後輩たちが集まった。ホは「いつかは来ると思っていたけどその時が来ましたね。(最終日は)競技のルールなので受け入れるしかないですね」と淡々と口を開いた。

「強かった時に比べると焦っていた部分もあった。昔はミスをしなかったところでミスをする自分を受け止められなかった」。最後の優勝は2008年の「レクサス選手権」。近年は思うようなゴルフをできなかった。来季はシードの有無にかかわらず来季は第一線から引く覚悟を固めていた。QTにはいかずに新たに始まった韓国でのゴルフ関係の仕事に力を注ぐという。「14年間成績を残してきたことに後悔はありません。本当に自分の人生でこんな経験ができたことはうれしい」と最後は少しスッキリした様子で語った。

土壇場で75枠目に滑り込んだ平塚哲二は「全然考えてなかったけど、うれしいです。来季はバタバタしないように早めに上位に行ってシードを決めたい」と語ってコースを後にした。

【主なシード落ち選手】
S・K・ホ
貞方章男
堀川未来夢
額賀辰徳
文景俊
富村真治
横田真一
河井博大
平本穏
K・T・ゴン

深堀圭一郎、岩田寛、呉阿順らはシード喪失も賞金ランク以外の出場資格を保持。

<ゴルフ情報ALBA.Net>