<カシオワールドオープン 3日目◇26日◇Kochi黒潮カントリークラブ(7,315ヤード・パー72)>

トップスタートから7バーディ・1ボギーの“66”。賞金ランク2位の谷原秀人が2日間のうっぷんを晴らす猛チャージを披露して、トータル7アンダーの7位タイに急浮上を果たした。472万円差で賞金王を争う池田勇太とは6打差ながら、さらなる上位進出の望みも残す位置で最終日を迎える。

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首位を走る池田が明日優勝を飾った場合、自身が11位タイ以下に終わると最終戦を待たずに賞金王が決まる一戦。もちろん賞金王ばかりを意識してプレーしているわけではないが、下位でくすぶってばかりもいられない。予選ラウンド2日間は得意のパッティングで苦しんだものの、「今日はパターが入らなければ終わりだと思っていた。前半から良いのが入ってくれて、流れが良くなったんで伸ばせるだけ行きたいと思った」と誰も踏み荒らしていないまっさらなグリーンでアクセルを踏み込んだ。

谷原と言えばマレットタイプのセンターシャフトパターがトレードマークともなっているが、今大会は約5年ぶりというピンタイプのパターを使用中。スコッティキャメロンの「Camico GSS」は試合では初投入の一本。Camicoはローリー・マキロイ(北アイルランド)らも愛用したことで知られるモデルで「強く打てるというのが一番。マレットは振るというよりヘッドを出していくイメージだけど、ピンタイプは操作して球を出していける。先週からもう少し強ければ入るのになというのが続いていたので替えました」。

パターの名手である藤田寛之もエースパターに加えて、ヘッド形状の違う2本を常に持ち歩き調子によって使い分けるが、谷原も練習ラウンドで試していただけに違和感なくスイッチすることができた。2日目の最終ホールで1.5メートルほどのバーディパットを外して「最後みたいなことをなくしたい」と首をひねったものの、決勝ラウンドに入ってようやく思惑がかみ合った形だ。

賞金王争いに関しては「盛り上がって良いんじゃないですか?見ている方も楽しいでしょうし」と簡単に終わらせるつもりもない。ただ、「雨がちょっともったいない」と最終日1日降り続くとされる雨予報を懸念していた。

【今大会での賞金王決定の条件】
池田が優勝を飾って4,000万円を加算した上で、谷原が11位タイ(2人まで)以下に終わると、最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を待たずして賞金王が決定する(最終戦に池田勇太が出場すると仮定)。現状の順位で谷原がフィニッシュすれば決定は最終戦に持ち越し。

<ゴルフ情報ALBA.Net>