<LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目◇26日◇宮崎カントリークラブ(6,448ヤード・パー72)>

8年前に生み出された記録が更新された。「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」3日目に葭葉ルミが8バーディ・ノーボギーの“64”を叩きだし、07年に不動裕理が記録して以降更新されていなかったトーナメントコースレコードを上回った。

貫くナイキ愛!葭葉ルミフォトギャラリー
表純子とスタートした葭葉は、苦手意識のある1番で5mを沈めると一気にエンジン全開。前半だけで4つのバーディを奪うと、バックナインでも10番、12番、13番と小気味よくスコアを伸ばす。さらに18番では手前5mのバーディパットがカップを一周してカップイン。最後の1ホールで新記録を生み出し、首位と3打差のトータル6アンダー・3位につけた。

積み上げてきたものがようやくかたちとなった。7月上旬の「ニッポンハムレディスクラシック」で初優勝を挙げた後、「これでシードも最終戦も決まった。目先のことではなく将来のことを考えたら今のタイミングしかない」とスイング改造に着手。目指す先は「パワーフェードを常に打てるようなスイングとリズム」だった。

だが、すぐには結果はでない。スイングを変えながらの戦いは下位と予選落ちを繰り返し、優勝したニッポンハム-以降でトップ10に入れるようになったのは、ようやく調子が上がってきた先々週の「伊藤園レディス」まで待たなければいけなかった。それでも変えて良かったと話す。

「こんなに毎日実戦の中でやっても中々良くなってこなかった。それでもTOTOジャパンクラシックで海外の選手の球筋を見ていたら私の目指しているような球を打っている選手が多くいて“やっていることは間違ってないんだ”と思うことができた。何よりも掴みかけてるのは確実にある」。トーナメントコースレコードを叩きだせたことは“正しい方向に進んでいる”何よりの指針となるだろう。

今年は初優勝だけでなく、契約を結ぶナイキがクラブ事業からの撤退を発表するなど激動のシーズンに。だが、「来年以降も基本的には今のクラブでそれよりも良いものがあれば変えていく感じですね」と戸惑いはない。むしろ「明日まではとにかく自分のクラブを信じてやるだけです」と葭葉。お世話になったメーカーと共に有終の美を飾って見せる。

【これまでの記録(65)】
07年 不動裕理
07年 宋ボベ
09年 飯島茜
12年 佐伯三貴

<ゴルフ情報ALBA.Net>