国内女子ツアー最終戦にして、年間最後のメジャーでもある「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」。今季のトーナメント優勝者と、賞金ランキング上位25名までが出場できる一戦だ。当然長いキャリアをもってしても出場経験のない選手も多い限られたフィールド。今季初めて大一番に挑む初出場者たちに、最終戦へ向けての心境を聞いた。

 20歳にして初出場を決めたのが、プロ2年目のささきしょうこ。11月22日時点で出場が決まっている中では最年少プレーヤーだ(17歳で日本女子オープンを制した畑岡奈紗は28日から始まる米国女子ツアーファイナルQTに出場するため欠場予定)。

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 ささきは「大東建託・いい部屋ネットレディス(7月29日〜7月31日)」で初優勝を挙げてエリートフィールドへの切符を手にした。だが、最終戦出場は開幕当初から目標に掲げたものの現実味はあまりなかったという。「“リコーに出られるように頑張ろう”ってシーズンをスタートしましたけど、優勝するまでは出るのは無理だろうなって思っていました。何とか賞金ランク40位以内に入ってシードを獲れればいいなって」。まさか自分がその舞台に立てるとは、といまだに夢見心地だ。

 むしろ初タイトルは安堵(あんど)の方が大きかったという。翌年の出場権をかけたファイナルQTに行かなくて良くなったからだ。「最終戦に出られることよりも、QTに行かなくて良くなって一安心という気持ちの方が強かったですね。去年初めてQTに出場したのですが、想像を絶するくらいきつかった…終わった瞬間にホッとして涙が止まらなくなるくらいでしたもん。もう2度とこの場には戻って来たくないって思いました」。そんな極限のサバイバルから頂上決戦へ、戦いの場は一年で大きく変わった。

 せっかく掴んだ大きなチャンス。雰囲気を感じるだけで終わるつもりはない。「トップの選手が集まる試合ですし、楽しみたい思いもあるけど…やっぱり勝ちたい気持ちが強い。今年1勝することはできたけど、あの時は運が良かったなというのが正直な気持ち。だから早く自分の実力で勝てたという試合が欲しいです」。一呼吸おいて、「それがメジャーなら最高ですよね」と言葉を紡いだ。

ささきしょうこ(佐々木笙子)
兵庫県出身。9歳でゴルフを始めて、2015年にプロ転向すると同年のプロテストに合格。ファイナルQTで36位に入り今季の出場権を得ると、7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」でツアー初優勝を飾った。本名は漢字で「佐々木笙子」だが、笙の字が読み間違えられることが多いため、登録名は平仮名としている


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