<ダンロップフェニックス 事前情報◇16日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>

 「三井住友VISA太平洋マスターズ」で松山英樹が見せつけた圧勝劇。今週も日本で世界基準を見ることができそうだ。例年多くの海外招待選手が出場するインターナショナルトーナメント。宮崎県での「ダンロップフェニックス」に今年は若手ホープが集まった。いずれも初出場の5人の中で、ひときわ存在感を放つのはジャスティン・トーマス(米国)だ。

昨年大会では松山英樹と宮里優作が激闘!
 松山英樹は10月の「日本オープン」から「三井住友―」まで4戦3勝という圧巻の成績を残したが、唯一2位に終わったマレーシアでの「CIMBクラシック」を制したのがこのトーマスだった。最終日は4打差の2位からスタートすると“64”のビッグナンバーを叩きだして大会連覇を達成。「ヒデキは本当にすごい選手だし、今倒すのが世界で最も難しい選手だと思う」と絶好調の秋を過ごすライバルに賛辞を惜しまなかったが、その松山に3打差をつけて力強くタイトルをもぎ取った。

 父親、祖父もプロゴルファーというゴルフ一家のサラブレッド。通算125勝を挙げたアマチュア時代は、同世代のジョーダン・スピース(米国)よりも大きな注目を集めていた。下部ツアーを経て2015年から米国PGAツアーに本格参戦。昨シーズンは優勝を含む7回のトップ10フィニッシュを記録して一気に米国での注目度を高めた。

 大砲たちが居並ぶ米ツアーの中でも埋もれることのない飛距離が魅力。8月の「WGC-ブリヂストン招待」では、2日目に16番で414ヤードのティショットを放って度肝を抜いた。ダウンスロープで距離が出るホールながら、この1打は昨シーズンのPGAツアー全選手の最長飛距離だった。自身のツイッター(@JustinThomas34)にも使っている好きな数字の“34”は「レッドソックスのデビッド・オルティスの大ファンだから」。やはり“大砲”という表現が合いそうだ。

 2014年大会に出場したスピースや、昨年出場のジミー・ウォーカー(米国)らからもコース攻略へのアドバイスを入手済み。「信じられないようなスゴイ選手がたくさん出ている大会。ベストなプレーをしていい成績を残したい」。規格外の400ヤード砲が伝統の一戦をかき回す。

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