<伊藤園レディス 最終日◇13日◇グレートアイランド倶楽部(6,639ヤード・パー72)>

 賞金女王を争う笠りつ子とのプレーオフ。これまで2回は負けたが、今回は「気持ちで!」勝利をもぎ取った。

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 笠と並び首位と3打差の2位タイから出たイ・ボミ(韓国)。前半で3つ伸ばし、笠と並び首位で折り返すと、後半はスコアを伸ばせなかったが笠がスコアを落とし1打リードで最終ホールへ。ここで執念のバーディを奪った笠にプレーオフに持ち込まれたが、「バーディかボギーしかない」とプレーオフでは攻めのゴルフを展開。2ホール目で5メートルをねじ込みバーディを奪取し、勝負を決めた。今日の勝利でボミは今季5勝目、これが記念すべき日本ツアー20勝目となる。

 ずっと優勝が欲しかった。8月に「CAT Ladies」を勝って以来、20勝目を自身も期待して戦ってきた。しかし、勝てなかった。「毎晩、どうして、どうしてって」。精神的にも辛い日々が続いていたが、過去に2度勝利していて昨年は賞金女王を決めた今大会に照準を合わせて練習を重ねてきた。

 また、先週の「TOTOジャパンクラシック」で大きな刺激も受けた。世界ランク1位の「リディア・コも1ホール1ホール攻めていた。私は結果ばかりを考えていた」。最終的な結果より目の前の1ホールを、そして「攻めないと勝てないと清水(キャディ)さんにも言われて」、今週は強い気持ちを持って戦った。

 「今週は(笠)りっちゃんより、私のほうが勝ちたい気持ちが強かったと思います」。そう優勝会見で力強く言い切った。これで日本で積み重ねた勝利数は20、そして2年連続の賞金女王を大きく引き寄せた。申ジエ(韓国)と笠が逆転するのは残り2戦を連勝することが最低条件。また2人の成績に関わらず、6,153,250円以上獲得すれば、戴冠が確定する。

 今季の女王にもほぼ決まり、次に狙うは30勝で獲得できる永久シードか。「そんなのいつになるか、簡単に言わないでくださいよ〜(笑)」。この数か月、どことなく疲れた笑顔を見せることが多かったボミ。しかし、今日の笑顔は屈託なく輝いていた。

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