<ロレーナ・オチョア招待 事前情報◇10日◇クラブ・デ・ゴルフ・メキシコ(6,804ヤード・パー72)>

 米国女子ツアーも「ロレーナ・オチョア招待」を含め、残すところ2試合となった。ツアー最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」はCMEグローブランキング72人までが出場できる頂上決戦。ランキングに応じて改めてポイントが割り振られ、ポイントランキング1位の選手には優勝賞金50万ドルとは別にボーナス100万ドルが与えられる。

特別インタビュー!宮里藍がリディア・コの強さを語る
 しかし、その100万ドルを得るためには厳しい条件が付く。まず、自力で最終戦のポイントレースを勝ち抜くには、今大会終了時にランキングトップ3に入らなくてはならない。それ以下はトップ9までが他の選手次第では100万ドルを勝ち取る可能性が残されている。

 ランキングを見てみると、1位にアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、2位にリディア・コ(ニュージ―ランド)、3位がブルック・ヘンダーソン(カナダ)となっている。ブルックは今大会に出場予定であるが、仮に優勝しても2位のリディアに届かないため、トップ3はこれで確定となる。

 問題となるのはトップ9争い。当落線上の9位に日本の野村敏京がランクインしているが、野村は今大会に出場しないため、現在の2,491ポイントで確定させたことになる。しかし、今大会に参戦する10位のアンナ・ノルドクビスト(ノルウェー)が19位以内でフィニッシュすれば野村のポイントを上回るため順位は逆転する。10位以下の選手が最終戦で優勝しても、ポイントランキング首位に立つことが不可能であるため、野村はボーナス100万ドルを手にする権利を完全に失うこととなる。

 6月に行われた「ショップライトLPGAクラシック」で大会連覇を果たしたノルドクビストは、今季予選落ちが一度もないという抜群の安定感を発揮。今大会では2012年に10位、2011年には2位タイに入る相性の良さも見せている。上位フィニッシュで野村を抜き去り、100万ドルへの望みをつなぐ可能性は大いにあるだろう。

 出場権が得られる72位以内を見ると、日本勢では宮里美香が59位、今大会に出場する横峯さくらと宮里藍がそれぞれ63位、69位につけている。この内、宮里美香は安全圏にいるが、今大会はボーダーライン上にいる選手が多数出場しており、横峯と宮里は結果次第で出場権を寸前で逃すこととなる。横峯は昨年出場権を逃しているだけに、昨季5位タイに入った好相性の地で出場権をつかみ取ると共に、最終戦への弾みをつけたいところだろう。

 シーズン佳境に相応しいエリートフィールド。優勝争いはもちろんだが、トップ9争い、出場権をかけたし烈な戦いにも、ぜひ注目してみてほしい。

【CMEグローブランキング】
1位:アリヤ・ジュタヌガーン(4,491pt)
2位:リディア・コ(4,365pt)
3位:ブルック・ヘンダーソン(3,186pt)
4位:ハナ・ジャン(2,879pt)
5位:キム・セヨン(2,753pt)
6位:フォン・シャンシャン(2,551pt)
7位:ミンジー・リー(2,526pt)
8位:チョン・インジ(2,494pt)
9位:野村敏京(2,491pt)
10位:アンナ・ノルドクビスト(2,440pt)

59位:宮里美香(718pt)
63位:横峯さくら(633pt)
69位:宮里藍(545pt)

74位:上原彩子(494pt)

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