<HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 3日目◇5日◇総武CC 総武コース(7,214ヤード・パー70)>

 国内男子ツアー『HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP』は3日目を終え、谷原秀人と稲森佑貴がトータル12アンダーで首位タイにつける展開。稲森は谷原、そして賞金ランク1位の池田勇太とのラウンドとなったが、4バーディ・ノーボギープレーで初優勝に王手をかけた。

初優勝か、大会連覇か!?白熱する今大会をフォトでプレイバック
 「今日はよくパットが入ってくれた。チャンスについた箇所すべてではありませんが、思ったラインどおりに打てましたね」とパッティングの好調さを口にした稲森。現在フェアウェイキープ率1位、パーオン率9位とショットの安定性が売りだが、平均パットは77位と高い精度を誇るショット力と比較すれば、パターが苦手な部類。だがパッティングのグリップを状況に応じて使い分けることで対処している。

 プロ入りして少し経ってから、クロスハンドをメインにしつつ、3種類のグリップを試合中に使い分けるようになったという。「キツイ上りや距離が長い平らなラインなど“球を生かしたまま”コロがして攻めたいときに、順手で持ってアプローチの構えをイメージして打っています」。そして、限定的なシチュエーションではクローグリップも…。

 「1m弱の短いフックラインはビリヤードみたいな感覚でクローグリップにしますね。あくまで引っかけ防止で。『パナソニックオープン』から1か月程度はクローグリップでのプレーをしていました。今年序盤はパットがあまりにも絶望的な状態で気分転換としても。ですがクローグリップだと“ここぞ”という状況で入らなかったので(約1か月後の)『日本プロ』でクロスハンドに戻しました。そこでクローグリップの感覚を持ちつつ、クロスハンドで打っていたらフィーリングが出てきたんです」と現在の使い分けになったとか…。

 最終日も最後はグリーン上での勝負となるが、相対するのは名手・谷原。この日も凄さをまざまざと見せつけられている。「一番ビックリしたのは11番。10メートルくらいありましたが、カップ奥の壁に当たるくらいの勢いでド真ん中から入れた。笑うしかなかったですね、勝つためにはああいうのを入れないといけないのかって(笑)。打った後のあとにラインを見て、これを決めたのか!?って思って本人にも確認して。そのときの心境も聞いてみたりとか…」。ツアー屈指のパット巧者に競り勝つことができれば、自ら生み出したスタイルに確信を持つことができるだろう。

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