<富士フイルム シニア チャンピオンシップ 2日目◇4日◇ザ・カントリークラブ・ジャパン(7,022ヤード・パー72)>

 2日間でトータル10オーバー56位タイ、通常なら記事になる順位ではないがそれが青木功となれば話は別だ。青木はこれが今季シニア2戦目、今季から日本ゴルフツアー機構(JGTO)の会長に就任、多忙で練習も満足にできないがこの試合にはホストプロとして参戦している。

シニアツアーの熱戦を特選フォトで振り返る
 「昨日より寒いよね。球が飛ばなくなっちゃった。こういう時季のゴルフを忘れているよ。身体が動かないから」。調整不足はいかんともしがたく、この日も6つスコアを落としてしまった。

 だが、「久しぶりに汗がかけるようなゴルフができて良かったよ。半分、冷や汗かもしれないけど(笑)ゴルフをやっていること自体がいい」とプレー後は笑顔で話していた。初日の1番ティグラウンドに立った時も誰に向かってというわけではなく「やっぱりゴルフ場はいいねえ」と口にしていた。会長として多忙な日々を送っているが、やはり青木が一番輝くのはゴルフ場なのだろう。

 青木の周囲にはいつも笑顔がある。関係者にも、ギャラリーにも気さくに話しかけ、プレーが終ればファンのためにサインのペンを走らせる。この日、同組で回った山田義孝は「青木さんがきっかけで中学生の時にゴルフを始めた」という筋金入りの“青木ファン”。「自分にとっては神様のような存在」、52歳での初の同組のラウンドは「一生忘れられない思い出」になったという。

 ギャラリーだけではなく、同伴のプロにも忘れられない思い出を提供できる選手はそうはいないだろう。明日はレジェンド枠で最終組の2つ前の組でプレー。今週の目標は「アンダーパーでエージシュート」。スコアに関係なく大会を盛り上げられる稀有な存在。しかし、最終日は10回目の快挙でギャラリーを沸かせてみせる。

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