<マイナビABCチャンピオンシップ 3日目◇29日◇ABCゴルフ倶楽部(7,217ヤード・パー72)>

 「37ホール目だからドキドキしちゃった(笑)」とツアー2勝を挙げている男の心臓が久々の決勝ラウンドで早鐘を打った。

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 第3ラウンド目に挑むのは2014年「カシオワールドオープン」以来。そんな井上信は、「よく耐えられた」とスコアを1つ伸ばしてトータル6アンダー。最終日に向けて首位と4打差につけた。

 OUTから出た井上は、5番でバンカーからチップインバーディを奪って流れを作ると、ボギーを1つ挟んで迎えた10番、11番でともに10mのロングパットを沈めて連続バーディ。その後も「どこに行ってもアゲインストに感じた」というABCゴルフ倶楽部特有の風の中で1ボギーで凌いでホールアウト。大事なホスト大会で優勝圏内の残る形でムービングデーを終えた。

 「今日はチップインバーディを奪えたのが良かった。グリーン横の誰も入れないようなバンカーだったけど、アゴが高くて難しかった。カップインの瞬間は見えなかったけど、よく入ってくれた」と流れを引き寄せた一打に自画自賛の井上。

 マンデートーナメントからの劇的優勝からは早12年。コースは様変わりして「俺ってどうやって優勝したんだっけ?」とボヤキもでる。2004年の初優勝時は、仲間のプロから胴上げされた後に池に落とされ、まさかの肋骨骨折。だが傷もいまではもう疼かない。お世話になってるスポンサーに恩返しするために。何とか明日も上位でフィニッシュしたい。

【3日目の順位】
1位:小林伸太郎(-10)
2位:片山晋呉(-8)
3位:小田孔明(-7)
3位:香妻陣一朗(-7)
5位:井上信(-6)
5位:永野竜太郎(-6)
5位:任成宰(-6)
5位:チョ・ビョンミン(-6)

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