<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇23日◇マスターズゴルフ倶楽部(6,523ヤード・パー72)>

 最終日を迎えた「マスターズGCレディース」はツアー屈指となる賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円の秋の大一番。賞金女王レースを占う一戦で賞金ランク3位につけていた笠りつ子は首位タイで最終日を迎えるも、スコアを7つ伸ばした全美貞(韓国)にかわされ、2位タイでフィニッシュした。

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  開幕から3日間60台を出し続けていたショットメーカーの攻撃の手が最終日に緩んだ。3番で1メートルにつけてバーディを先行させるも終わってみれば3つしか奪えず。首位と1打差で迎えた最終18番でも「測ったら残り160ヤードだったけど、見た目はもうちょっと近いイメージで」とピンに絡められず。8メートルのバーディパットもわずかにそれて今季3勝目はお預けとなった。

 これまで賞金ランク最高位は2011年の10位。賞金女王の見えてきた位置にはこれまで感じたことのない重圧があった。「緊張はしてないんだけど、何だろう…体力的には元気だけどいっぱいいっぱいだった」。周りからの期待、毎週変動するランキング…経験したことのない世界は、楽しさもあるものの苦しい部分もある。

 そのくらいマネークイーンへの道のりは険しい。今大会を制した2012年の女王・全はその時を振り返り「死にそうでした。今大会くらいから賞金が大きくなって、2位以下の選手の逆転のチャンスがずっと続きます。決まるまでは息もできないくらいつらかった。私はたまたま運が良かっただけ」と話すし、過去に2度戴冠していたアン・ソンジュ(韓国)ですら2014年に賞金ランク1位が決まったときに「マスターズGCレディース以降、気持ち的にもすごく辛くて毎日泣いていました。不安でショットも悪くなって、パットも入らなくて。自分のゴルフができなかった」と告白している。

 「それでもまだまだ目標があるから頑張りたい」と笠。このプレッシャーを乗り越えたあかつきには、さらなる進化が待っているはずだ。

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