<フジサンケイクラシック 初日◇1日◇富士桜カントリー倶楽部(7,471ヤード・パー71)>

 今週も主役になるか。4年ぶりの「フジサンケイクラシック」初日を迎えた09年、10年大会覇者・石川遼は5バーディ・2ボギーの“68”で回り、首位のチョ・ミンギュ(韓国)と2打差の単独2位で自身初の2週連続優勝に向けて滑り出した。

国内ツアーに復帰した石川遼をフォトギャラリーで!
 難しいアウトで耐えて、得意のインで伸ばす。富士桜のセオリー通りのプレーで上位の座を射止めた。「1番でたまたま良いショットでドライバーがまっすぐ行って、3番パー5でも良いショットが打てたので良くなったのかなと思ってやれた」。前日まで不安を覚えていたショットは振れば振るだけキレを増していく。1番でバーディ先行後、最難関の5番はボギーとするも前半をイーブンで終了。バックナインはスーパーショットのオンパレードだ。

 「ショットに関しては打つたびに良い感触になった。打つのが楽しかった」。10番バーディのあと208ヤードの13番パー3ではアイアンショットを1メートルにつけてバーディ。過去に同大会で2度イーグルを奪った経験のある15番パー5は、フェアウェイとグリーンの間にある高い木を3ウッドで超えて2オンに成功しバーディを奪った。

 16番のパー3ではピン根元約20センチに着弾するホールインワン“未遂”に飛び上がって悔しがった。17番のパー5はピンまで270ヤードのセカンドをここも3ウッドでピン奥2メートルのイーグルチャンス。何度も、何度もギャラリーの大歓声を引き出した。

 「自分的には“振れちゃってる”感じ。ヘッドと体が同調していて、体で振りに行こうとも、ヘッドを無理に走らそうともしてない」。ケガから復帰後初めて体感した理想的な境地。あまりに気持ちよく振れすぎたがゆえに「負担は感じないけど、体にどういう風にハリが残るのかとか知りたい」と腰の状態を気に掛けたが、石川自身もスイングの精度は完全優勝を果たした先週よりも上という認識だ。

 「3アンダーは悪くないと思う。アウトで1つでもアンダーで回れればインに弾みがつく。アウトをいかにアグレッシブに行けるか。5番までに1つか2つバーディを獲るのが理想」。ゲームプランはもはや揺るぎようはない。あとは「ガンガン攻めていくだけ」。スタイルももちろん揺るがない。

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