毎年様々なシンデレラストーリーが生まれる国内女子ツアー。今年も葭葉ルミ、ささきしょうこが初勝利を挙げるなど、続々と新たなスターが生まれている。世代交代の激しい女子ツアーで、次に出てきそうな選手は誰なのか。“ネクストヒロイン”を先取りしちゃおう!

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 第1回は今年のプロテストに合格した安田彩乃。神奈川県茅ヶ崎市出身で1995年生まれの21歳。幼少時はゴルフだけでなくクラシックバレエを楽しんでいたこともある才女だ。高校は千葉明徳高等学校で、現在は石井忍に師事。昨年のプロテストでは4打足りず涙を飲んだが、3度目の挑戦となった今年、見事合格。夢への一歩目を踏み出した。

 そのプロテストだが、直前に行われたステップ・アップ・ツアー「ECCレディス」の経験が大きかったという。同大会では首位と1打差で最終日を迎えたが、“77”を叩き終わってみれば22位だった。

「ECCで最終組を回らせてもらった時に、めちゃくちゃ緊張してしまい、自分のゴルフをできずにスコアを落としてしまいました。悔しかったけれど、プレッシャーを受ける状況を事前に経験できたことはとても大きかったと思います。その経験があったからこそ、プロテストでは緊張を受け入れる、ということを少しできたような気がしています」

 精神面だけではない。技術面でも悔しい経験は大いに役立った。

「あの時は緊張からかショットのリズムが崩れてしまいました。以来、練習のときから“良いリズムで打つこと”を意識してやるようになりましたね。本番でもとにかくリズムを意識してプレーしました。そう考えるとECCの経験がなかったら受かっていなかったかも。もちろん、分からないですけどね(笑)」

 ちゃめっ気たっぷりに笑顔を浮かべる安田。ようやく「プロ」の2文字を掴んだわけだが、視線はすでに先へと向いている。

「これで“プロです”と言えるようになったけれど、まだスタートラインですからね。受かっただけというか、これから活躍しないと。プロになって“もっと頑張らなきゃな”という気持ちが強くなりました」

 セールスポイントは粘り強さだ。

 「自分は曲がらないショットを武器に、我慢を積み重ねてチャンスをものにするタイプだと思っています。“そうなりたい”という希望もあるんですけどね(笑)。もっと粘り強くなりたいです」

 そんな安田に目標とするプロ像を聞いてみた。

「みんなに尊敬されて、目標とされるプロになりたいですね。あとは笑顔を絶やさないプロになりたいです。私が勝手に思っていることだけど、笑顔が多いゴルファーのほうが見ている方もポジティブになれると思うんです。簡単なことではないと思いますけど、気持ちを大きく持つことも大事かなって。落ち着いて笑顔でできるようにしたい。プロテストではできなかったですね。少しずつできるようになっていったらいいなって思っています」

 今季はレギュラーツアーの出場資格を持っておらず、主戦場はステップ・アップ・ツアーとなる。その分、目標は明確だ。「今年中にステップで優勝したい。その権利でレギュラーに出て、上位に入って自信をつけていきたいですね」。持ち前の我慢強さを活かして、後半戦の台風の目を目指していく。

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