<全英オープン 3日目◇16日◇ロイヤルトゥルーン(7,190ヤード・パー71)>

 初日メジャー最少ストロークタイの“63”で飛び出したフィル・ミケルソン(米国)が2日間守った首位の座をを明け渡した。トータル11アンダーで3日目を終えたミケルソンは、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)に1打差の2位から2013年以来2度目の全英制覇を狙う。

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 「今日は最高のプレーはできなかった。後ろからの風があり、トップの位置からが少し速くなってしまい(スイングの)リズムが悪かった」とショットが思うような軌跡を描かない。序盤の3番でバーディを奪って以降は耐える展開。後半13番でバーディがくるも、終盤は出入り激しく足踏みが続いた。

 それでも明らかにステンソンに傾く流れを、百戦錬磨のビッグレフティは卓越した小技で逃さなかった。「落ち着かせ方をどうにか見つけ出して、ショットを打つことができた。そして、ダメなショットを打ったホールではどうにかパーを拾っていた。大きく崩した可能性もあったが、アンダーで回ることができた」。驚異的な粘りで優勝争いに踏みとどまった。

 偉業がかかる最終日でもある。クラレットジャグを手にすることになれば、1867年大会を46歳102日で制したトム・モリスシニアに続く史上2番目の年長優勝となる。だが、そんな周囲の期待に46歳は冷静に諭すように言った。「10年前に私が最高のゴルフをしていたころよりも、今は5キロほど減量しているし、体調にも優れている。フィジカル面でも強くなっていて、メンタル面でも調子がいい。スイングも軌道に乗っていて、あのころのようにボールが打て始めている。今週だけでなくあと数年間もそれができない理由が見当たらない」。

 ジェイソン・デイ、ローリー・マキロイ、ジョーダン・スピースといった選手が世界ランク上位を占めるようになって久しい。だがまばゆい輝きを見せる20代達を尻目に戦いの場から退場するつもりは、まだない。「(明日はステンソンとのマッチプレーになるのか?)ノー、ノー。そんなことは一切ない」。フィールドすべてにギラついた目を見せるフィル・ミケルソンは、まだまだトップコンテンダーだ。

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