<全英オープン 2日目◇15日◇ロイヤルトゥルーン(7,190ヤード・パー71)>

 ロイヤルトゥルーンを吹き抜けた嵐の中、24歳の視線は宙をさまよっていた。1オーバーの75位タイからスタートした「全英オープン」の2日目。予選通過を目指した松山英樹は、全英ワーストスコアとなる1バーディ・8ボギーの“78”を叩いてトータル8オーバー111位タイで決勝ラウンド進出を逃した。

松山、池田らのプレーを振り返る!全英オープン フォトギャラリー
 「悔しいですね。言い出したらキリがない」とショット、パットともに頻発したミスにあきれた。8番パー3“ポステージスタンプ”でグリーン右サイドのブッシュに入れてボギーとするなどアウトの前半で波に乗れずに終えると、難度の上がるバックナインは、立ち上がりから苦難が続いた。10番ではフェアウェイからピン方向に打ったボールが風の読み違いでグリーン奥のブッシュに消えてボギーとすると、続く11番では右サイドを走る線路に打ち込む痛恨のミス。それでも、右のラフからの約200ヤードの4打目を2メートルにつけてボギーをセーブしたところまではまだ、希望は捨てていなかった。

 しかし、ナイスセーブも浮上にはつながらない。続く12番もグリーン手前からパターでの寄せが寄らず入らず3連続ボギー。「そのあと3ホール良いパーセーブした後に、16番で獲れば分からない状況だった。ただその16番でボギーを打っているようじゃようじゃ話にならない」。パー5の16番は難関の続くバックナインにあってバーディを計算したいホールの一つ。だが、左サイドのピンを狙った約130ヤードの3打目は左のバンカーで鈍い音を立てた。

 6月以降直近の4試合でメジャー2つを含む3度の予選落ち。アンダーパーのラウンドは前試合の「WGC-ブリヂストン招待」の最終日にマークした“67”のみと、プロ転向以降初と言ってもいい長い不調の期間を過ごしている。だが、その明確な原因の全貌はまだつかめずにいる。微調整なのか抜本的なものなのか?「それが分かったらこんなに予選落ちも続かないと思う。でも、何かを変えなくてはいけないと思う。何をしなくてはいけないかを考えて、しっかりと練習をして次の試合に備えたい」。

 6月の全米オープンに続いて再び味わったメジャーでの屈辱。「技術的にもそうだし、こんなだけうまくいかないと精神的にも、少しミスすると悪いことを考えてしまうものでもある。少しでも良くなってくれば気持ちも変わっていくと思う。それまではマイナスに考えても仕方ないと思う。次も予選通過を目指していって、そこからは予選通過だけでは物足りないだろうし。でも、まずは予選通過。それに向けて頑張りたい」。雨が打ち付けるリンクスで懸命に前を向いた。


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