<全英オープン 初日◇14日◇ロイヤルトゥルーン(7,190ヤード・パー71)>

 まれにみる穏やかな天候で幕を開けた、ロイヤルトゥルーンでの「全英オープン」。スコットランドらしからぬ日差しの下で松山英樹は苦闘を強いられた。初日は3バーディ・4ボギーの“72”で1オーバー・75位タイ。「もうちょっと伸ばしたかった。後半落としたくなかったけど仕方ない」難コースと言えど、好天候の中では出遅れと言っていい。

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 穏やかなフォローが吹いたOUTの前半はローリー・マキロイ(北アイルランド)、連続バーディで立ち上がったバッバ・ワトソンと共にスコアを伸ばした。「今日の風だったらアウトは楽。スコアは出しやすいと思う」。1番はドライバーを握ってグリーン近くまでかっ飛ばすとアプローチをピンにつけてバーディスタート。4番パー5では約280ヤードをフォローとランを計算したアイアンショットで2オンに成功し、2パットでバーディを奪った。

 しかし、直後の5番でグリーン奥カラーからのパッティングを寄せきれず、ボギーとしたところからリズムを失った。続く6番パー5では1.5メートルのバーディチャンスを決めきれずパー。9番はようやく2.5メートルを沈めてバーディとしたものの、「(パッティングは)悪くないけど入らないので、良いとは言えないですね」。リズムを作れていたとは言い難かった。

 その流れのまま入ったバックナインは、高い難度に耐え切れず3ボギー。メジャー第2戦「全米オープン」では練習場と本番コースでのギャップに苦しむ心境を明かしていたが、この日は「(ギャップは)今までよりは少なかった。自信もないけど全然ダメかと言われたらそうでもない」と決して調子は悪くなかった。フェアウェイキープ率は93%で全体の2位。ショットで作ったチャンスも数多くあった。それだけにこの結果が口惜しい。

 金曜のラウンドは雨風が強まる予報がすでに出ている。心構えを問われると「明日になってみないとわからない」と表情を引き締めた。巻き返しが求められる2日目は、松山にどんな風が吹くだろうか。

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